この記事では、転職したいけど何がしたいかわからない人に向けて、転職のリスクや適職を見つける方法を解説します。
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- 転職したいけど何がしたいかわからない人が適職を見つける方法を解説
「転職したいけど何がしたいかわからない・・・」と悩む人は多いです。
場当たり的に転職すると、ミスマッチが起きたり、後悔したりすることもあります。
適職を見つけることは、キャリアにおいて大切です。

関連記事転職したいけどスキルがない…20代なら転職できる可能性が高い?
転職したいけど何がしたいかわからない人が転職するリスク

今の会社や仕事が自分に合わないことはわかっていても、いざ転職となると話は別です。
転職したいけど何がしたいかわからないという状態での転職にはリスクがあります。

ここでは、転職したいけど何がしたいかわからない人の転職にどのようなリスクがあるのかをまとめました。
参考何がしたいかわからない20代は多い?仕事の探し方や傾向も解説!
ミスマッチが起きる可能性が高い
転職でミスマッチが起きる可能性は誰にでもあります。
ミスマッチは、社風や職場の雰囲気が原因で起こることが大半です。
しかし、転職したいけど何がしたいかわからない状態で転職をした場合、社風や雰囲気だけでなく、業務内容も原因となり得ます。
ミスマッチのリスクが高く、転職前と同じ心理状態に陥りやすいです。
転職先を妥協してしまいがち
転職したいけど何がしたいかわからない方は、希望する企業や業務内容が定まっていないことが多く、理想的な仕事を見つけることが困難です。
転職エージェントを利用したり、転職サイトで求人を見たりしても、なかなか応募に前向きになれず転職活動が長期化してしまうこともあります。
転職活動の長期化は、早く転職を決めたいと焦って転職先を妥協してしまいがちです。
ブランクができて年収が下がることがある
転職活動の長期化は、転職先の妥協だけでなく、年収が下がるリスクもあります。
ブランク期間はながければそれだけ市場価値が下がる傾向にあり、内定を貰えたとしても、前職の年収よりも低い年収を提示されやすいです。
ブランク期間を発生させないためには、仕事を辞めずに転職先を決める必要があります。
転職したいけど何がしたいかわからないという方は、勢いで仕事を辞めることは避け、各種転職サービスを利用しながら、仕事と転職活動を両立するのがおすすめです。
転職したいけど何がしたいかわからない人が転職でミスマッチを起こさないためにすべきこと

転職したいけど何がしたいかわからない人は、転職にリスクがあるのは確かです。
とはいえ、それを前提に対策を立てれば、転職に掛かる多くのリスクを回避できます。
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マネたま博士
転職でミスマッチを起こさないために必ず抑えておくべきポイントを5つご紹介しよう!
参考「とりあえず転職したい」はナシなのか?失敗しないポイント5つ
仕事内容以外の希望と転職理由を明確にする
転職のリスクとなる原因をひとつずつ潰すためには、転職したいと思った理由と転職希望を明確にすることがポイントです。
例えば、「残業が多いから定時に帰れる会社がいい」「通勤がツライからリモートワークができる仕事が良い」など、不満と希望を明確にすることで、転職したいけど何がしたいかわからない方でも、求人を絞りやすくなり、ミスマッチのリスクも下げられます。
身に付けたいスキルを考えてみる
転職したいけど何がしたいかわからないのなら、興味のあるスキルや身に付けたいスキルから仕事を探してみるのも手です。
スキルを取得することは、キャリアの上でプラスになります。
学びを通じて新しい体験をすることで将来に対して期待が生まれ、モチベーションアップに繋がる他、身に付けたスキルを活かせる仕事ならやりがいも感じやすいです。
身に付けたいスキルがどんな仕事に活かされているのかを調べるのもおすすめします。
自己分析をする
「淡々と作業をするのが好き」、「じっとしているのが苦手」など、自己分析から自分の得意不得意を具体的に把握できれば、向いている仕事が見つかりやすくなります。
家族や友人、同僚といった他社に分析してもらうのも効果的です。
自己分析から得た仕事内容に興味が湧かなくても、実際に働いて向いていると感じられれば、次第にその仕事を好きになっていきます。
少なくとも、転職したいけど何がしたいかわからないという状態よりは好転するはずです。
参考転職したい!けどスキルがない・怖い・何がしたいかわからない20代

仕事において向いていないことよりも向いていることの方がやりがいがあることを実感している。転職したことに後悔はないと言い切れるさっ。
普段の過ごし方・すきなことから仕事を探してみる
転職したいけど何がしたいかわからないなら、日常的に利用しているサービスや好きなことに関連付けて探してみるのもおすすめです。
「時間があれば動画ばかり見ている」という方は動画関連の仕事、「退勤後、帰宅前にスポーツジムに通っている」という方はスポーツ関連の仕事を、というように、生活や好きなことに関連して仕事を探すと、興味の引く仕事に出会えることがあります。

たしかに好きなことを考えることで、自分にとっての向き・不向きや長所・短所を発見しやすいような気がするな。
同じ職種を続けることも選択肢に入れる
転職したいけど何がしたいかわからないというのは、キャリアチェンジを検討しているけれど、現在の職種以外にやりたい仕事が見付かっていない人の考え方です。
「キャリアの可能性を模索したい」、「就きたい仕事がある」といったポジティブな理由でキャリアチェンジを検討しているわけではなく、どちらかというと「転職をしたい」という気持ちの方が強く出ている状態と言えます。
キャリアチェンジよりも、経験を活かした転職の方が年収やキャリアの上ではプラスです。
マネたま転職博士から「転職したいけど何がしたいかわからない人」へひと言
もし、転職したい理由が会社にあるだけで仕事内容が嫌いなわけでは無いのであれば、同業他社への転職も選択肢として入れておくのが良いかと思います。 転職しない方が良いケース

ここでは、転職を再検討すべき主なケースを紹介します。
「転職したいけど何がしたいかわからない」という悩みを抱えると、何かしら行動に移さなければモヤモヤした気持ちが残り続けますが、勢いで転職をするのは禁物です。
「転職しなければ良かった・・・」と後悔することもあります。
ワークライフバランスが取れている
ワークライフバランスは現代における働き方の重要課題であり、平成19年12月には『仕事と生活の調和憲章(=ワークライフバランス憲章)』・『仕事と生活の調和推進のための行動指針』が策定されるなど、国も普及に取組んでいます。
しかし、ワークライフバランスの実現は会社にとって非常に難しい課題です。
もし、今の職場で仕事とプライベートの両立が取れているのであれば、明確な理由が無い状態で転職するのは大きなリスクを伴います。

ワークライフバランスがはかれている職場からの転職となると、転職にあたって希望する働き方のハードルが高くなってしまうのはとてもよくわかります。
転職先が思うように休みが取れなかったり、残業が多かったりする職場だった場合、「前の職場の方が良かった」と後悔する可能性が高いです。
参考【必読】WHAT(何をしたいか)にとらわれた転職は失敗する!
業界平均と同程度、もしくは、それ以上の年収を得ている
今現在の年収が、業界における年齢別の平均と同程度、もしくは、それ以上の年収であるなら、冷静になって転職を再検討する必要があります。
年収は仕事に対するモチベーションに欠かせない要素です。
交渉次第ではあるものの、転職をすると年収が下がるリスクがあります。
転職したいけど何がしたいかわからないと、計画性無しのキャリアチェンジ転職なら年収が大幅に下がることは確実です。
転職の意志が固い人は、収支を計算し、どのくらい年収が下がっても大丈夫なのか、その許容範囲を明確にしてみることをおすすめします。
職場の人間関係が良好である
会社という組織において、人間関係の悩みは付き物です。
多くの会社員が『人間関係』を理由に仕事を辞めたいと考えています。
以下は、株式会社ビズヒッツが、30代の働く男女500人(女性328人/男性172人)を対象に実施した”仕事を辞めたい理由に関する意識調査”の結果をまとめたものです。
ランキング | 30代が仕事を辞めたい理由(複数可) | 人数 |
---|---|---|
1位 | 人間関係に悩んだ | 126人 |
2位 | 理不尽な扱いを受けた | 67人 |
3位 | 待遇に不満がある | 64人 |
4位 | 仕事がうまくいかない | 48人 |
5位 | 仕事内容に不満がある | 43人 |
同5位 | 労働時間に不満がある | 43人 |
7位 | 体調面でツラい | 22人 |
他社のアンケートでも、『人間関係』は退職・転職理由でTOP3に必ず入っています。
現在、会社や待遇に対して大きな不満が無く、職場での人間関係も良好であるなら、転職をしないという選択肢を含めて検討するのが良いです。
転職先で人間関係に悩むと大きなストレスを抱えるため、早期転職がしたくなります。
早期転職はキャリアにとってマイナスとなるケースが多いです。
社内に気になる部署がある
社内に仕事に興味がある部署があるのなら、転職ではなく異動願いを出すのが得策です。
転職したいけど何がしたいかわからないという悩みは、職場環境の変化によって解決することもあります。
また、異動は転職のリスクを大幅に軽減する上でも効果的です。
転職したいけれど何がしたいかわからない人はまずは「求人サイト」や「転職エージェントサイト」を利用してみることも1つ!
転職したいけれど何がしたいかわからない人が転職活動をなんとなく進めてしまうと、例え転職できたとしても転職先とのミスマッチが生じたり、あとあと後悔することになる可能性を高めてしまいます。
そこでおすすめなのが、「求人サイト」や「転職エージェントサイト」の活用です。
転職サイトのコンテンツや募集案件を目にすることで数多くの求人に触れることができ、転職するうえでの視野を広げていくことができます。
はじめは何がしたいのか今いちわからなくとも、数多くの業界や職種、応募要件を目にすることで転職市場における自分の市場価値や自分自身が関心を持った求人の特徴を掴むことができ、自分に足りないスキルや経験値を改めて認識することができます。
転職サイトには適職診断や年収診断ツールがあったりと実用性のあるコンテンツが無料で利用できるので、まずは気軽に利用してみることから始めてみてください。
まとめ|転職したいけれど何がしたいかわからない人が「転職サイト」を活用するメリット
- 比較対象があることで、今の職場への具体的な不満や不安を洗い出しやすくなる
- 転職において譲れないリアルな条件を絞りやすくなる
- 興味・関心がある仕事内容の特徴を掴むことができる
- 数多くの求人を目にすることで視野が広がる
- サイト上のコラムやツールを活用し、転職事情や転職市場価値を探ることができる
- 自分に足りない知識やスキルを把握できる

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転職経験者が「転職しない方が良い」と思うケースは?

株式会社ビズヒッツは、転職経験のある男女500人(女性274人/男性226人)を対象に”転職しないほうがいいと思うケースに関する意識調査”を実施し、その結果をランキングとして公開しています。
以下は、アンケート結果を表にまとめたものです。
ランキング | 転職しない方がいいケース(複数回答可) | 人数 |
---|---|---|
1位 | 人間関係に不満 | 156人 |
2位 | 仕事内容に不満 | 103人 |
3位 | 収入に不満 | 63人 |
4位 | 転職理由があいまい | 32人 |
5位 | 現職の給料・福利厚生が充実 | 26人 |
6位 | 短期間での離職念 | 17人 |
7位 | 職場への不満のみ | 13人 |
同7位 | 残業・休日に不満 | 13人 |
9位 | 感情的に決めてしまう | 12人 |
10位 | 他社が良さそうに見える | 11人 |
転職経験者は、退職・転職理由に多い『人間関係』や『仕事内容』に関する不満を、「ずっと続くものではない」「異動で解決できる可能性がある」と捉えているのが印象的です。
転職したいけど何がしたいかわからない方は、選択肢を転職一択に絞るのではなく、柔軟かつ冷静に、自身のキャリアや仕事について考えてみるのも良いかと思います。
マネたま転職博士からひと言
「いっさいの不満がない状態で日々仕事をしている人などいないに等しいのではないだろうか。今の会社にいつづけた場合に、状況が改善・解決される兆しがあるのであれば転職することだけがすべての策ではないと冷静に判断することも大切じゃ。」
まとめ|転職したいけど何がしたいかわからない方は、リスクを理解した上で行動する

転職したいけど何がしたいかわからない状態での転職はリスクを伴います。
転職はキャリアアップや理想の働き方の追求など、明確な目的があってはじめて納得できる転職先が見つかるものです。
転職したいけど何がしたいかわからないという悩みは、時間の経過や職場環境の変化といったちょっとしたことで解消することもあります。
まずは、転職することがキャリアにとって最適な選択かどうかを考えることが大切です。

転職動機や転職目的を明確にできていない状態で転職活動をしても、まるで転職することがゴールのような転職活動を行うこととなってしまうでしょう。
転職したことを後悔しないためになんとなくで転職先を決めてしまうことは避けたいの...。」
参考転職したいけど勇気がない方へ|スキルや目的がなくても転職失敗しない秘訣とは