2017/02/14 公開

厚生年金とは? | 厚生年金の計算方法と国民年金との違い

マネジメントシーンで役立つマネジメント用語集

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厚生年金とは?

厚生年金とは、国民年金に上積みされた、老齢年金、遺族年金、障害年金で構成されている年金のことです。厚生年金加入者は自動的に国民年金にも加入しています。厚生年金の保険料率は毎年増加傾向にあり、2017年以降、保険料は月の総支給額の18.3%となりました。

収入が上がれば保険料も高くなり、支給される年金支給額も多くなります。厚生年金の加入対象者は70歳未満の民間の従業員や公務員となっており、自営業や農業従事者、従業員の人数が5人未満の個人事業に勤めている20~59歳までの人は国民年金への加入となります。

厚生年金の保険料の計算方法とは?

厚生年金は月の総支給額に対して、その年の保険料率を掛けて計算されます。この総支給額は健康保険料、雇用保険、所得税、住民税のほか、財形や組合費などの控除前の支給額を指します。

従って、基本給や役職手当、時間外手当(残業代)はもちろん、住宅手当や通勤手当も加算された支給額に対して、保険料率が掛けられます。そのため、月の総支給額が多いほど厚生年金の保険料も高くなる傾向があります。

2017年以降は保険料率が18.3%に引き上げられたので、計算には注意しましょう。厚生年金は労使折半になるため、従業員が負担する保険料の18.3%の半分、総支給額の9.15%を従業員の総支給額から差し引く必要があります。

厚生年金と国民年金の違いは?

厚生年金のほかに、国民年金という制度があります。その違いは加入対象者です。厚生年金は企業の従業員や公務員が加入対象となりますが、自営業や従業員が5人未満の企業の従業員は加入できません。

また、国民年金は厚生年金に上乗せして加入する保険のため、厚生年金の保険料には国民年金の保険料も一緒に含まれています。

負担する保険料にも違いがあります。国民年金は収入にかかわらず、負担料が固定となっています(その年の負担料は毎年計算されますが、加入者全員同額となります)。

しかし、厚生年金は月の総支給額に対して保険料率が掛けられるため、従業員の給与によって、負担金額が変わってきます。負担金額が多いほど支給金額も多くなるのも厚生年金の特徴です。厚生年金は労使折半となっていますが、国民年金は加入者の全額負担となります。

厚生年金には、性別に関係なく、育児休業を取得すると子供が3歳になるまで会社・個人ともに厚生年金保険料が免除となる制度が採用されています。国民保険にも経済的な理由から国民年金保険料が支払えない方向けの免除・猶予制度が設けられています。

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マネたま編集部
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