2017/05/25 公開

日本銀行とは? | 日本の中央銀行としての役割と日本銀行の金融政策

マネジメントシーンで役立つマネジメント用語集

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日本銀行とは?

日本銀行とは、日本銀行法によって定められた中央銀行です。日本銀行は政府の機関ではなく、認可法人です。日本銀行法によって、日本銀行の資本金が1億円、政府の出資が5,500万円を下回らないことが決められています。経営参加権は認められず、解散の際の残余財産も払込資本金額の範囲内での請求に限られることなどが、一般的な株式会社への出資との違いです。

日本銀行は、法定通貨である紙幣の銀行券を発行するだけではなく、一般の市中銀行からの預金や他の金融機関へ貸し付けを行う銀行の銀行という役割や、国債の発行、外国為替の売買といった業務を政府からの委託で管理しています。また、物価を安定させるための金融政策を行うことも役割のひとつです。

日本銀行による金融政策の必要性

景気が悪化していくと、物が売れずに物価が下がるとともに、失業者が増加します。一方、景気が好調なときは物が売れることで、物価が急速に上がっていく恐れがあります。そこで、経済を健全な形で発展させるためには物価を安定させることが重要になります。日本銀行は景気動向に応じて、金融市場へ出回るお金の量をコントロールする金融政策を行っています。

好況の際には、金融市場を引き締めて流通するお金の量を減らし、金利を引き上げると、企業などの借入が減って、過剰な景気の上昇を抑制する働きが期待できます。不況の局面では、金融市場を緩めてお金の流通量を増やし、企業の設備投資などを促して、景気を刺激するのです。

日本銀行が行う金融政策とは

日本銀行において行われる金融政策は三つ挙げられます。まず、一つ目として公開市場操作、二つ目は預金準備率操作、三つ目は政策金利操作です。これら三つの方法のうち、公開市場操作については、国債や有価証券の売買を日本銀行が市中銀行に対して実行することにより、金融市場で取り扱われているお金の調節を図ります。

経済が不況の際、買いオペレーションと呼ばれる日本銀行が市中銀行から国債、そして手形の買い付けを実行することにより、その代金が市中銀行に支払われ、通貨量が増えて、資金に余裕ができるため、 貸出金利が下がります。反対に経済が好況の際、売りオペレーションと呼ばれる日本銀行が国債、そして手形を市中銀行に売ることで資金を吸収し、通貨量が減り、貸出金利を上げます。

預金準備率操作とは、市中銀行が無利子で日本銀行に預け入れることで、預金の払い出しに備える支払い準備金の割合を変更することで、金融市場に出回るお金の量を調節するものです。

政策金利操作とは、かつては公定歩合操作といわれていたもので、中央銀行が市中銀行の貸出金利を変更することをいいます。しかし、1990年以降は金融の自由化が進み、市中銀行が日本銀行からの借入に頼らず、市中銀行間での融通が行われるようになったこともあり、効果がなくなっています。

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