出産手当金とは? | 申請の条件と、金額の計算について

マネジメントシーンで役立つマネジメント用語集

2017/03/06
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出産手当金とは? 申請の条件

出産手当金は、出産のため被保険者が休暇を取り、賃金が発生していない期間について支給します。したがって、1 勤務先の健康保険の加入者である、2 出産で仕事を休み、その期間に賃金を受給していないという2つの条件に適合することが必要です。

出産手当金の支給の対象となる期間は、出産の日からさかのぼって42日目(多胎妊娠では98日目)から出産日の翌日から数えて56日目までの期間で、被保険者が会社を休み賃金が支払われていない期間が対象となります。

ただし、決められた期間内に休みを取っていても、休み中に何らかの形で出産手当金より多い報酬があった場合、出産手当金は支給されません。また、予定日を過ぎて出産が遅れてしまった場合は、予定日から実際の出産日までに発生した期間も支給の対象です。例えば、出産予定日から出産が5日後になってしまった場合、その5日分の手当も出産前の規定日数に追加して支給します。

出産手当金の計算

出産手当金で支給する金額は、「日給の2/3×産休日数」で計算することができます。日給は、標準報酬月額を基準に算出します。

標準報酬月額は、その従業員が4月~6月に得た賃金その他経費の平均額をもとに、年1回7月に国が決める基準に当てはめたものです。報酬月額を決める元となる報酬は、実際に給与として従業員に支給しているものすべてを含みますので、基本給だけでなく計算に使われる該当月の残業手当も含み、通勤手当など勤務に係わる手当も報酬とみなされます。

1日あたりの金額は下記の計算となります。

支給開始日の以前12ヶ月間の各標準報酬月額を平均した額÷30日×(2/3)
※支給開始日とは、出産手当金が最初に支給される日のことです。

例えば、標準報酬月額の平均額が24万円の女性が産休を98日間取る場合の出産手当金の計算方法は以下の式で算出されます。

日給=240,000円÷30=8,000円
出産手当金=8,000円×2/3×98日間=522,634円

資格喪失後の出産手当金

資格喪失とは、退職して企業の健康保険の被保険者でなくなることです。原則、資格を喪失すると、健康保険からの各種の給付は受けられませんが、退職後も規定の用件と条件に適合すれば、受給できる給付が「資格喪失後の給付」です。出産手当金も「資格喪失後の給付」の一つであり、会社を退職後も次の要件と条件に適合している場合は、継続して支給します。

1 退職日前に継続して被保険者期間が1年以上あること。
2 被保険者資格の喪失日の前日(退職日)に出産手当金を受給しているか、または、受給できる要件を満たしていること。

具体的には、1 産前産後休暇を在職中に取り、復帰せずに退職、2資格喪失日の前日、つまり、退職日には会社に出勤していないこと。この2つの要件をどちらも満たしている必要があります。

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