2017/02/17 公開

BRICs(ブリックス)とは? | 2000年代の新興国市場BRICsと次の世代ネクストイレブン

マネジメントシーンで役立つマネジメント用語集

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BRICsとは?

BRICs(ブリックス)とは、Brazil(ブラジル)、Russia(ロシア)、India(インド)、China(中国)の頭文字+複数形のsで成り立つ単語です。2000年代に急速な経済成長が期待できる国々に対し、アメリカに本社を置く、世界最大の投資銀行であるゴールドマン・サックスが2001年にまとめたレポートで提言したのが発祥となっています。

BRICs諸国の共通点は、国土面積の大きさ、人口を含めた資源の多さ、市場が未成熟なため労働力単価が低いことです。経済先進国に比べて、土壌的にも市場的にもまだまだ発展の余地があるため、BRICs諸国が今後の世界経済の中心になるともいわれています。BRICsのsを大文字にして、South Africa(南アフリカ)を加えた新興5ヶ国として呼ばれることもあります。

BRICsブームは終わりつつある

前述のように、BRICsに南アフリカを加えてBRICSと呼ぶこともあり、これら5ヶ国は経済成長という面で大きな注目を集めてきた新興国です。しかし、BRICSという名称を定めた投資銀行のゴールドマン・サックスは、BRICs諸国が続けてきた劇的な経済成長は今後見込めない、との見解を示しています。やや成長は止まりつつありますが中国、そして高成長を続けるインドが生産力と人口を背景にまだ成長を続けるといわれていますが、BRICSが足並みを揃えて発展を続ける可能性は薄まりました。

BRICs各国が目覚ましい躍進をしていた時は、日本を含めた世界各国の企業が進出して経済は好循環していました。10年前なら中小企業にとっても魅力的なビジネスチャンスとなっていましたが、現在のBRICsを取り巻く経済環境は成長面よりもマイナス面が多くクローズアップされるようになっています。

経済的不安のみならず、政治的な不安も抱えるBRICsの国々では経済先進国に比べて投資リスクが高く、安定性に欠けるのが現状です。BRICsの成長は日本企業にとっての外需を生み出し、魅力的な市場ともなりますが、その動向をしっかりと見極めなければ無駄な投資となる可能性も高いのです。

BRICsに次ぐ新興国、ネクストイレブンとは?

BRICsという言葉を生み出したゴールドマン・サックスは、BRICsに次ぐ新興国の提言をしています。それが新興11ヶ国、ネクストイレブンです。この11ヶ国とは、アジア圏の、韓国、ベトナム、インドネシア、フィリピン、バングラデシュ、中東ではイラン、エジプト、トルコ、パキスタン、アフリカではナイジェリア、南米ではメキシコのことであり、BRICsに次いで経済成長する可能性があるといわれています。

BRICsに比べるとネクストイレブンの国々は共通点に乏しく、経済的にある程度発展した韓国やトルコ、エジプトが含まれている一方で、貧困国であるバングラデシュ、パキスタンといった発展途上国も含まれています。

なぜこれらの国家がネクストイレブンとして注目されているのかと言うと、経済先進諸国やBRICsとは異なり、まだその国の市場が本格的な投資の対象とはなっていないからです。

ネクストイレブンの国々の多くは、国際的な資本があまり流れ込んでいないため、投資による経済成長の余地が大きく、また人口面でも伸びを見せる(生産性が高まる)可能性を持つ国が多い、という点で注目となっています。日本を含めた経済先進国やBRICs並みの経済大国になる、とは予想されていませんが、その動向は世界経済に確実に影響を与えるものになるといわれているのです。

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