瀧波ユカリ/漫画家「生きているだけで偉い」が私の基本【後編】

2019/05/15
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子どもへの愛情は、意志の力では生まれない

――最近、児童虐待のニュースも多いですよね。そのことについて瀧波さんも発信されていらっしゃいました。若い世代が親になる前にきちんと考えておくべきことはありますか?

瀧波:結局そこも自己肯定感の問題ですね。子どもを作る前に、改めて自分に対する評価を見直しておくことが大切だと思います。「生きているだけで偉い」というのをまず基本にしてほしいです(笑)。「自分最高」と思っている人ほど、何かあった時に自分のせいと思わないで済むじゃないですか。児童虐待の背景はさまざまなんだとは思いますが、「私がダメだから」といった大人の自己肯定感の低さが原因になっていることも実は多いのではないかと。この「私なんて」をなるべく減らしてほしいですね。

子どもへの愛情は、意志の力で生まれてくるものではありません。自分で自分をしっかり認めてあげる余裕があって、初めて持てるものだと思います。だから愛情を持てない自分を責める必要もない。仲のいい友達と一緒にいる時、この友達に愛情を持っているかどうかなんて考えないですよね。「楽しいね。また会おうね」というだけ。子どもへの愛情も無理に示さなくていいし、まずは自己肯定感を持つことを優先してほしいです。

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