2017/09/06 公開

「中に入る人の心持ちや動きの一つ一つから、生き物としての表情が生まれます」 株式会社モシーモ 竹村由賀子さん

弟子入り!マネたまくん

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今回、弟子入りさせていただくのは……

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株式会社モシーモ 竹村由賀子氏 
女性スタッフを中心に設立された「株式会社モシーモ」代表取締役社長。事業の中核を担うぬいぐるみ製作のノウハウを生かした着ぐるみ製作では、作ることだけにとどまらず、関連グッズの製作やプロデュースも行う。

SNS代行も。着ぐるみの人生に関わり続ける

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株式会社モシーモは、マネたまくんの生みの親と言っても過言ではない存在。ぬいぐるみ・着ぐるみ製作やその装演代行など幅広くプロデュースを手がけるモシーモ代表の竹村さんに、まずは「ぬいぐるみ・着ぐるみをつくる」という仕事に対する姿勢についてお聞きしました。

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「株式会社モシーモ」。弊社の社名に込めたのは、「お客さまが求める“もしも”には、必ず応える」という思いです。着ぐるみ製作を始めたのも、お客さまのご要望にお応えするため。弊社が手がけたぬいぐるみが「なかなか売れない」というお声を受け、販促イベントの一環として製作したのが始まりでした。

着ぐるみは、単なるモノではありません。表情を変えることはなくとも、中に入る人の心持ちや動きの一つ一つから、生き物としての表情が生まれます。ですから「作って終わりではいけない」。それが弊社のモットーです。

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株式会社モシーモ公式HP
http://www.mocmo.co.jp/
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生きたキャラクターとしての着ぐるみをお届けするため、引き渡し後にもお客さまとコミュニケーションをとり、ともに着ぐるみを育て続けます。その一つが撮影立ち合いです。ほかにも、着ぐるみをより生き生き見せる装演代行や、近年ではイベント出演以外にもPR事業の一環としてキャラクターの存在を訴えかけられるよう、SNS(Facebook・Instagram・Twitter・LINE・YouTube)の運営代行サービスも提供しています。

着ぐるみの図面を起こす、つまり卵の状態から関わる弊社は、着ぐるみの親も同然です。我が子が世に羽ばたいてもなおサポートを続け、一体一体、着ぐるみの人生に関わり続けてこそ、着ぐるみが基点となった販促の成果が得られるものと信じています。

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本メディア『マネたま』のアイコンにもなっている、マネたまくん。ぬいぐるみ、そして着ぐるみとなるために、イメージのすり合わせも入念に行います。原型となったイラストをもとに、まずは立体としての三面図を作成。着ぐるみの場合は、いわゆる“中の人“がどれくらいの背丈でどのような体型なのか、キャラクターとしてフォルムや動きはどうあるべきか、など実際に想像していなかった細かい部分までを反映し、図面に起こしていきます。
竹村さんいわく、着ぐるみの表情が最も出るのが「目」とのこと。しかし一文字のお目々がチャームポイントのマネたまくんは、かなりの難物だったとか。

細やかな視点が、着ぐるみから表情を引き出す

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こちらが完成したマネたまくん!「一度に稼働できる時間は30分程度が相場」と言われるほど、内部に熱がこもる着ぐるみ。しかし脳天の部分に電動式のファンが備えられ、少しでも安全かつ快適に装着できる仕掛けが隠されています。

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前回、弟子入りしたいっこく堂さんに「どこか皮肉屋っぽいキャラクター」と言わしめたその真一文字のお目々ですが、何度も目の位置、高さを調整したこと。

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“中の人”が元気なうちに、スピーディな撮影が欠かせませんが、「ちょっと入りまーす!」と竹村さん。そう、マネたまスタッフでは気づけなかった髪の毛の位置が、少々ズレていた様子。さすがは着ぐるみの“親”だからこその的確かつ、細やかな視点です。

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着ぐるみの毛並みを整えたり、立ち位置を調整したり、撮影の合間には“中の人”に向け、内輪で風を送る竹村さん。さらにマネたまくんから哀愁ある表情を引き出すため、撮影小物を用いた空間プロデュースも行います。

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「この子、本当に可愛い!」。お客さまと共有したイメージソースを見ながら、そのキャラクターを愛することが、仕事のスタートです。そして完成までにはプロデューサー、イラストレーター、生地屋さんや縫製職人さんを始め、たくさんの人々が関わります。ですから着ぐるみ一体一体に対し、本当に親のような愛情があります。

ただ、愛情だけではいけません。今、世間では何が流行り、何が求められているのか、そこまで理解し、着ぐるみに宿すことができなければ、お客さまのご要望は叶えられません。親心と客観性の2つを同時に保つことが、欠かせない姿勢です。

株式会社モシーモの本社があるのは、原宿・竹下通りの真ん中。若者文化も、インバウンドの動向もつぶさに感じられる立地から、数々の着ぐるみが生み出されます。そんな様々な視点を持った企業によって生み出されたマネたまくん。そのお目々は一体何を見ているのでしょうか。

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