高木新平/NEWPEACE代表 僕らが仕掛ける”多様性爆発”の時代【後編】

逆境ヒーロー!

2019/04/17
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同時多発的じゃないと社会は変えられない

――高木さんはどんどん新しいことに挑戦して、みんなをまとめるというよりは引っ張っていく存在だと。

高木:そうですね。究極は、僕みたいな失うもののない人間が、世の中を変えていくために、どんどん前へ進んでいくべきだと思っています。世間的にもベンチャーやスタートアップをやる人が増えてるというのは、すごくいい流れ。当たり前だけど、みんな成長産業に行ったほうがいい。日本がダメなのは、非成長産業に多くの人が配置されたままでいることです。経済状況は昔から大きく変わっているはずなのに、新卒大学生の人気企業ランキングの上位の面々は昔と全く変わっていなくて。

そういえば今、ワンキャリアという会社のVISIONINGをやっているんですが、その中で「ES公開中」というキャンペーンを手掛けたんですよ。3,600万件のリアルエントリーシートを就活生にばら撒いていたんです。儀式化しているエントリーシートにかける時間って無駄ですよね。今の就職活動はみんな企業目線で作られている。でももう時代に合ってないですよ。だから、就活生目線のものにするために、若い人たちと共に、仕事選び自体を透明化していきたい。これを皮切りにどんどんアクションを仕掛けていくことで、この歪な新卒一括採用も壊して、新しい常識を作っていこうと思っているんです。

――社会を変えていくために必要なこととは何でしょうか?

高木:同時多発的にアップデートが生まれることですね。1つだけじゃ足りないんです。一部だけではなく、色んな領域で同じようなアップデートがドミノ倒し的に起こることが大事だと思います。だって1人で踊っていても変なやつじゃないですか。でも2人、3人と踊り始めると、次々に人が乗ってきてやがてムーブメントになる。だからこそ、僕らはVISIONINGの専門集団としていろんな業界で仕掛けていきたい。日本ではどこか1カ所だけ変えたところで、社会までは変えられない気がするんですよ。

日本は「普通」が強い国です。「みんな一緒がいいよね」みたいな価値観がある。昭和の「一億総中流社会」はそれで良かったけど、今はもうその発想ではイノベーションは起きづらいし、そんなユートピアは幻想だと思うんです。その古い価値観の壁を壊すために新しいビジョンが大事。いろんな領域で、1人1人がスタイルの違いを武器にしていける未来のイメージ作りがしたいんです。スタイルの違いを貫いていけば、結果的にそれぞれの産業の創造性や競争力も高まるし、多様性の溢れる世の中になると思います。キーワードは「多様性爆発」ですね。いろんな人と手を組んで、そういう変化を仕掛けていく存在であり続けたいです。

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