コロナが生んだNEW NORMALな働き方とは? 堀潤、ジェーン・スー、藤村忠寿、高木新平、佐々木俊尚に聞く

失敗ヒーロー!

2020/06/09
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「コロナ前より良い社会に変えていく必要がある」藤村忠寿さん

伝説的ヒット番組『水曜どうでしょう』のディレクターを務める藤村忠寿さん。なんと、水曜どうでしょうハウスで野鳥の撮影をしながら仕事をしていました! 少しユニークではあるものの、自身の生活をしっかりと慈しむミニマルなビジネスライクを教えていただきました。

藤村忠寿(TVディレクター)
1965年生まれ、愛知県出身。北海道テレビ放送(HTB)所属、『水曜どうでしょう』のチーフディレクター。1990年に同社に入社し、東京支社の編成業務部を経て1995年に本社制作部へ異動。翌年の1996年、ディレクターの嬉野雅道さんと共に『水曜どうでしょう』を立ち上げる。現在は役者やエッセイスト、YouTuberとしても活躍するほか、北海道大学公共政策大学院のメディアフェローにも抜擢。近著は『笑ってる場合かヒゲ 水曜どうでしょう的思考 2』、嬉野雅道さんとの共著に『仕事論』などがある。YouTubeでも『藤やんうれしーの水曜どうでそうTV』を配信中。

――ご自宅でお仕事をされる際、集中できる環境やメンタル作りのために工夫していることはありますか?

4月初旬から出社をやめ、北海道赤平市にテレビ番組『水曜どうでしょう』の企画で建てた森の中の小屋にひとりで住み、野鳥を撮影してYouTubeに配信しています。森の中の小屋で生活しているため、野鳥の撮影(仕事)よりも毎日の掃除と食事の支度の方が重要になってきます。ですから、これまでの生活よりもそれらの作業をゆっくりと丁寧にやっています。そうすると自ずと作業に集中し、メンタルは普段よりも安定して、撮影もうまくいっています。

――リモートでチームワークを進行する際、コミュニケーション不足などの不安をどのように解消されていますか? 離れて作業をしていても、信頼される関係を作る方法について教えてください。

もともと会議はほとんどせず、打ち合わせは短時間で済ませて、担当各自が自分で考えて実作業に向かう、というやり方で仕事をしてきたので、コミュニケーション不足などの不安は全くありません。

――外出自粛がつづくからこそ気づいた新しい働き方のコツがあれば教えてください。

はっきりとわかったことは、会社には本業以外の無駄な仕事が多かったということです。精算にしろ、届出書類にしろ、もっと簡略化できる部分はとても多い。本業だけに限れば、実はそこにかける時間は非常に短いものです。今後は、仕事よりも自身の生活にかける時間をより多く取った方が、ゆとりのある毎日を過ごせることがわかりました。

――今後、ビジネスパーソンにより求められるスキルについて教えてください。

今回の外出自粛で多くの人が一人で考える時間が増えたと思います。「一人でできることは何か?」と考えたはずです。これまで上司からの指示で動き、同僚との共同作業が仕事の基本だった人は、何を考えて一人で動いたでしょうか? それこそが、「今後」というより「今まで」もずっと求められてきたスキルだと思います。

――最後に、今後の状況が読めないことに不安を感じるビジネスパーソンへ応援メッセージをお願いします。

今後に不安を持っている人は、すなわち「元通りに戻れるだろうか?」という不安を持っている人なのだと思います。でも僕は、全世界がビジネス的にも大きな打撃を受けた今回のコロナ騒動で、何かを感じて、何かを変えていく必要があると思っています。何も感じず、何も変えず、元の通りに戻って良かったね、では犠牲になった人々が浮かばれません。「コロナ以前よりも良い社会にするためにはどうするか?」。そう考えると、不安ではなく希望が満ちてきます。

藤村忠寿さんのリモート時の1日のタイムスケジュール

05:00 起床
終日、野鳥の撮影や小屋の清掃、自炊をしています。
21:00 就寝

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