2016/11/11 公開

【後編】何が同じで何が違う? 三人の経営者が本音で語る経営論 

マネたま新幹線

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柳橋 : サッカー流れでお客さん来るかと思ったけど来ないね。

ひろし : 昔、大久保に住んでた時はすごかったよ。もうすごい人、すごいサッカー人気!

柳橋 : ちなみにひろしさんが大久保で住んでたのは「第二宮廷マンション」。(笑)

ひろし : 宮廷だよ!

柳橋、上林 笑い

柳橋 : ちなみにこれおれの勝負T。「顔と名前が一致しない」。

上林 : え、そういうこと? これ、ええなあ。ちょうだいよ。

ひろし : 全然着たくない!

柳橋、上林 笑い

柳橋 : ひろしさん、おれはこれでメシ食ってるんです。

ひろし : 知らなかったわよ! ドン引きだよ!

柳橋、上林 笑い

いいマネジメントってどんな人?

柳橋 : ところでさ、まじめな話するけど、上林は「いい経営者の条件」に一家言持ってたりする?

上林 : 仕事でよく経営者や管理職にインタビューすることがあるけど、その経験から言うと、「どんなに自分に不利なことや批判的なことでも一回受け入れる度量があるか否か」はデキる人とイマイチな人で明確に違うなと思う。それが出来ない人は「そこまだかなあ」って思う。たとえば課長になりたての人に研修して「あなたはちょっとここが弱いですね」って言ったら「いや、それは違って」という風になる。論理で否定から入って意見を消しにかかるよね。「確かに。言ってくれてありがとう」みたいに言える人は器がでかいなあ、と思うよ。だから、自分も「起こったことは一回受け止める強さ」を高めたいと思っている。

柳橋 : その通りだと思う。ちなみに「いい経営者の条件」についておれも言っていい? おれにとって「いい経営者」とは、もっとプリミティブなもので、「社員にメシを食わすこと」、それだけなんだよね。

上林、ひろし へえ~。

柳橋 : この前若手ベンチャー経営者と大物経営者との交流会があって、その時ある有名企業の経営者の方とお話しする機会があったのね。すごいパワーがある人だった。そこで面白いなって思ったのは、その人が「君たちはそれなりに上手くいっているから今日呼ばれたかもしれないけど、勘違いしてはいけない。君たちが上手くいってるのは社員のおかげだから」と言ったこと。あの企業の経営者にそう言われると「はい」と言うしかない。でも一方で「会社が潰れないのは君たちのおかげだ」とも言ってさ。つまり、「会社の発展は社員のおかげだけど、潰さないのは経営者のおかげだ」って。

ひろし : その通りだよ!

上林 : 確かに。

柳橋 : 「底支え」がおれの仕事で、アップサイドは社員のおかげ。おれは「底支え」をすればいいんだ、と思ってる。

ダメな経営者ってどんな人?

柳橋 : ひろしさんは飲食店をずっとしてきている中で「これはダメな経営者」っていう典型的なパターンってある?

ひろし : 水商売の経験から言うと、「ダメな経営者」って言うのは人の話を聞かない人ね。だって、お客さんは話をしたいから来るんだから、ちゃんと話を聞く耳を持たないとねえ。そうじゃないと水商売的には経営者失格ね。話してもらってスッキリさせて帰さないと。

柳橋 : モヤモヤしてるから来てるんだもんね。

ひろし : 水商売はみんなそうよ。

柳橋 : コミュニケーション能力って水商売の人が一番高いと思う。

上林 : 高いよな。

柳橋 : 明示的な条件を言われていないお客さんを満足させないといけないんだから。おれとかの仕事は要件なんて聞いちゃえばいいんだから。

上林 :  「特に優先される点を3つ挙げてください」みたいな聞き方できるからな。

柳橋 : そういう風に聞けちゃうから。でもひろしさんは違うでしょ?

ひろし : そうねえ。しっかり話を聞いてあげるといろいろ出てくるのよ。そうやってストレスを発散させてあげて、満足させてあげる。そうするのが一流のプロだと思うの。

柳橋 : みんな飲み屋に来るのは、結局何かしらの心の隙間があるからであって……。

ひろし : その通り。本当に。

柳橋 : 心の隙間がなかったら家に帰るんだよ。おれだって心の隙間があるから来るわけで。

上林 : 奥さんも子どももいるからね。

柳橋 : 人間って心の隙間を持ってるから。ある意味、隙間商売だよね。ゴールデン街も同じで、隙間のある人間が集まってるんだと思う。

ひろし : ゴールデン街はちょっと変わった人が多いけどね。(笑)

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