2016/11/09 公開

【中編】組織にとって人材とは何だろうか?

マネたま新幹線

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エースが抜けても大丈夫。「次」はいるから。

柳橋 : あんまりお客さん来ないでしょ?

上林 : え、他のお客さんブロックしてるわけじゃないの?

ひろし : 暇な店なんだよ!

柳橋、上林 笑い

柳橋 : 異端児もそうだけど、エースっているじゃん。会社が成長すると、社員も増えて、自分じゃできないことも増えてく。自分ができないことを社員に任せるようになる。そしたらエースが必ず生まれて、でもいずれ辞めていく……。この「エース問題」について話したい。

ひろし : たぶん勘違いも出てくるのよ。分野として経営者には「わからないこと・できないこと」があると社員も勘違いしちゃうんじゃないかしら。どこの会社もそう。「俺がいなくちゃこの会社は続かない」って言うけど、そんなことないわよ。次は絶対いるのよ。

柳橋 : 「次はいる説」はすごくわかる。このエース社員がいなくなったら回らないって言うけど、絶対に回る。でも経営者として不安になっちゃう時はあるよね。

ひろし : 不安はね。飲食店や水商売は特にそうです。要するに飲食店の場合、経営者だけでは店が成り立たないからダメなんです。経営者が自分ではクックできない場合もあるから。昔、二丁目でゲイバーやってた人がレストラン始めたんだけど、雇った料理人が独立しちゃったのよ。二代目も雇ったんだけど、二代目も引き抜かれちゃった。それでレストランは辞めて単なるゲイバーに戻ったのよ。

柳橋 : なるほどね。そこでおれが思うのは、社員が「辞めます。独立します」と言う時、「調子こいてるな」と心のどこかでは思うんだけど、「失敗するよ」って言うのも料簡が狭いということなの。社員に「独立する」って言われたら「やってみろ」と送り出せる心の広い男でありたい。(笑)

ひろし : 「やってみろ」って言えばいいんですよ!

柳橋 : それで成功したら喜んであげたらいいじゃん。でも本音を言っちゃうと、そいつが成功するかしないかはおれの手元を離れたらもう関係がないんだよね。関係がないから「第三者」として成功したら喜んであげて、失敗したら「大変だったね」って言ってあげる。でも本当はもう関係がない。だから経営者として本当に心配してるのは、「こっちが回るか」ってことだけなんだよね。

上林 : わかるわあ。リアルにわかる。

柳橋 : 経営者サイドからするとエース社員がいなくなって困る心配よりも、辞める・辞めないでエース社員に居続けられる方が困るんだよね。

上林 : 実はそうなんだよね。

柳橋 : 辞める・辞めないで下手に居続けられるくらいなら早く辞めてもらった方がいい。穴は生まれるかもしれないけど、その穴は割と短時間で埋まる。だから「あの人が辞めるらしいよ」とか「いや本当は辞めないらしいよ」って噂になったり、「実際どうするんだろう?」と他の社員をやきもきさせてモヤモヤさせることの方が機会損失は多いと思うんだ。

上林 : そうだね。

柳橋 : だから社員が「辞める」って言ったら「わかった。じゃあ頑張れ」って気持ちよくスパッと送り出したい。おれは前職の時、社長にそうやって送り出された。で、実際に辞めてみたら、スゲーきつかった。(笑)

上林、ひろし 笑い

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