2016/12/26 公開

最強のボディビルダー清水泰地、成功の秘訣は徹底したセルフマネジメントにあり

これが、勝負メシ。

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スリムなバトミントン部員はいかにして最強のボディビルダーになったのか?

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――チャージ完了ですね。

清水 お待たせしました(笑)。

――それにしても、この生活を続けられてどのぐらいになるんですか? 

清水 13年になります。2003年、高校を卒業する前後から始めて、ずっと同じ生活です。食べる量は当時とは比べ物にならないほど増えていますけど。

――学生時代からボディビルを志されていたんですか? 

清水 それが、高校までバドミントンの選手だったんですよ。線も細かったです。

――えっ、信じられない。当時の写真を拝見してもいいですか? 

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――現在との差がすごいですね! でも優しい顔立ちでご本人とわかります。それにしてもどうしてバドミントンを辞めて、畑違いのボディビルを志されたんですか? 

清水 バドミントンというか、部活というシステムがあまり好きじゃなくなったことですね。コートに入って練習している時間よりも、外を走っている時間が殆どで陸上部よりも走っていました。重要な時期にちゃんとした練習が出来なかったので、「大学に上がって続けても活躍出来ないな」と思いました。

そんな折、高校のトレーニングルームの管理人さんにロニー・コールマンという伝説のボディビルダーのビデオを見せてもらったんです。『ミスターオリンピア』というプロ最高峰の大会で8連覇を達成した、偉大な選手です。彼を超える生命体は未だに現れていないと思います。ロニーは、身長180cmで絞って135キロでした。だから、自分もそのクラスで勝負したいなと思って。

――それで、ボディビルを始められたと。 

清水 高校の終わりから、3ヶ月で体重を60キロから90キロにまで増やしました。もちろんこれは筋肉ではなく脂肪ですが(笑)、あだ名が「クッキングパパ」になったのを覚えています。それから地道なトレーニングと、お伝えしたような食生活を繰り返して今の身体を手に入れました。

――常人には想像もつかない節制が必要なのではと思いますが、誘惑に負けそうになることはないですか? 

清水 食事に関してはないですね、何しろ、ずっと食べ続けていますから。大会前は減量がありますけど、筋肉量が多く代謝がいいので体重は勝手に落ちていきます。減量はそれほど辛くないんですよ。むしろ、増量のほうがキツいですね。ほかに誘惑という面では……女性に関しては彼女募集中です!(笑)

――書かせていただきます(笑)。 

ボディビルの素晴らしさをもっと伝えていきたい

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――清水さんのもう一つの顔といえば、コスプレだと思います。2015年冬のコミックマーケットでは、ストリートファイターIIシリーズの『ザンギエフ』のコスプレが大好評。多くの媒体に掲載され、一躍その名を知られたのではないでしょうか。 

清水 私自身も驚きました、ここまで反響が大きいとは。現地に行ったときは、「本物がいる!」「すごい!」といろいろな方に喝采を浴びました。必殺技である『ダブルラリアット』をしたり、ゲームセンターの躯体の模型の前に座ってゲームをしたり、いろいろな画像を撮ってもらいました。楽しかったですね。ボディビルダーもコスプレイヤーも、「人に自分を見せて称賛を浴びたい」という意味では共通しています。ただ、寒空の下にずっと居たので、次の日は見事に風邪を引いてしまいましたが。他の方はコスプレで服を着ていますが、私の場合は筋肉のほかはパンツ一枚ですから(笑)。

――そうしたことを経て、現在はプラチナムプロダクションさんに所属されています。トリンドル玲奈さん、菜々緒さん、中村アンさんなどが所属しておられる芸能事務所です。生活の変化はどれぐらいありましたか? 

清水 女性タレントの皆さんの名前に交じると、違和感がすごいですね(笑)。やはり、芸能事務所にいることで信用ができた、これが一番大きいですかね。中国のアクション映画からオファーが来たり、日テレさんの『でぶせん』にも出演させていただいたりと俳優のお仕事をもらえるようになりました。個人で制作会社さんにメールを送っても、全く相手にされなかったですから。

――ボディビルダーとして、これほどメディア露出される人は多くないと思います。同業者の方からは、どんな反響がありますか? 

清水 ポジティブなもの、ネガティブなもの、両方です。こういうキャラクターだからか、賛否両論ですね。でも、ボディビルを世間にもっと知ってもらうことが大事だと思っています。実際、ボディビルダーとしてバラエティ番組に出たりする人は少ないですよね。オードリーの春日さん、なかやまきんに君さん、あとは遡ると故・マッスル北村さんぐらいではないでしょうか。今後はこの身体をフルに活かし、多くのメディアに出ることでボディビルの社会的地位向上に貢献していきたいです。

――最後の質問です、ボディビルの素晴らしさとは何でしょうか? 

清水 2つあります。他のスポーツと違い「高年齢からでも始められる」、もう一つは「努力がストレートに反映される」、この2点だと思います。身体が完成されて大きな大会で勝てるようになるのは、30歳以降です。最盛期に達するのは、40歳前後と言われています。筋肉の完成度、密度、カット……どれも一朝一夕に身につくものではありません。逆に言えば、節制ができれば何歳からでも始められるわけです。若さが必ずしもアドバンテージにならないんですよ。これは、他のスポーツにはあまりない特色だと思います。

もう一つは、日頃の努力がストレートに結果に反映されるところですね。なので言い訳ができません。集団競技ではないので、チームメートのせいにすることもできません(苦笑)。すべてが自己責任の世界。自己管理ができないと続けられない競技だと思います。とてもやりがいがあると思いますよ。この記事を読んで興味を覚えた人は、ぜひ問い合わせてください。

――本日は、長時間に渡り興味深いお話をありがとうございました! 

<了>

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