【後編】株式会社FiNCのCWOが語る、勝負服を選ぶポイントとは?

私の勝負服

2016/11/18
Pocket

大切なことは伝えていきたい

shimada-akie2-3

――島田さんは2016年にFiNCに参画されたとのことですが、参画される決め手になったものはありますか?

島田 私は職場を選ぶ時に「ミッションやビジョンが明確であるかどうか」、「そのミッション・ビジョンに向かって切磋琢磨しているか」を重要視しています。極端なことを言ってしまえば、特に業種や業界そのものはそれほど問いません。その企業の持つビジョンやミッションに共感でき、なおかつ努力をしているかどうか。

FiNCに関しては前職の時から関わりがあり、ミッションやビジョンはもちろん、「急成長しているけれど、このあたりは弱いのでは」という部分も認識していました。私のように大企業で粛々と仕事をしていくタイプの人間が入れば、役に立てることがあるんじゃないかなと思いました。

――島田さんの思う、FiNCの魅力的なところはどこにあると思いますか。

島田 ミッションが素晴らしいと考えて入社する社員が多いところは、強みだと思います。

私が新卒のころは、ネット業界もベンチャー企業も多くはありませんでした。当時は会社のミッションやビジョンに共感してというよりも、「女子アナになりたい」「CAになりたい」というようなブランド志向が強かったです。ですが、弊社の場合はそれが本当の共感であるという部分が強みかと思います。それは、ある種オンリーワンの強みではないかと思います。

――貴社WEBページを拝見した際に印象的だったのですが、「FiNCの日々の歩みが日本の20年を決める」という考えの「20年」と定めた理由についてお聞かせください。

島田 昨今では人間の寿命が延びているのですが、それは単に延びているだけ、いわゆる「延命」です。寝たきりの状態ですとか、病気を治療しながらといった状態で延びた10年なんです。医療技術をもって延命させているだけに過ぎなくて、人間としてのアクティブな寿命を伸ばしているわけではないんですよ。

人間としてのアクティブな寿命を伸ばすためには、生活習慣を見直し、普段から運動をすることが大切です。FiNCは予防の観点からデータを集め、それらを使ってサービスを生み出しています。日々のことが、この先の20年の寿命につながることを目指しています。

――先ほど「ミッションに共感されている人が多い」と仰っていましたが、その他従業員の方々の共通点はどこにあると思いますか。

島田 若い社員が多いので、やはり元気なところだと思います。特に開発陣たちはCTOを中心として学校の後輩とか仲間みたいな子たちが集まっているので、ファミリー感は強いです。

あえて厳しいことをいうと、若いゆえにいわゆる大企業の経験が少ない部分は弱みです。そうしたスタンダードを知る必要があるようにも思います。気づいたことは、たとえ「小姑」と呼ばれても伝えるようにしています。

デジタルネイティブの子が多いので、たとえばお客様宛の書類が「◯◯宛」になっていたら、斜線を引いて「様」に変える、とか。そういう細かいことを、きっちり指導していく必要はあります。

――若い社員が多いと、どうしてもそういう部分は出ますよね。

島田 何をするにもスピーディだけど、関わる深さが浅い部分もあります。買い物一つにとっても、ストーリーというものがありますよね。服を買うにしても、家を出て、電車に乗って、お店に行って、試着をして、買うという一連の流れがあります。家に帰ってきて、持っている服と合わせるところまでがストーリーだし、モノを買うということの本質でもあるんです。

それが、デジタルネイティブ世代だと夜中にショッピングサイトでワンクリックで購入する買い方が主流です。それはそれで非常に便利なことですし、否定する気はありません。ただ、そこで抜け落ちているストーリーがあること、それを認識しないとやはり関わりが浅くなってしまう部分があります。「大切なことは、もっと丁寧に掘り下げましょう」といったアドバイスはよくしていますね。

日本では、働く人のプライオリティが下がってしまっている

shimada-akie2-4

島田明恵(しまだ・あきえ)
株式会社FiNC CWO(Chief Wellness Officer)

――FiNCで提供している「FiNC for Business」で、様々な企業様に対し健康増進を行なっています。働く人を取り巻く環境について、最も大きな課題はどこにあるとお考えですか

島田 管理者側は、「健康であること」と「パフォーマンスが出ること」の正しい相関関係が取れていないのではないかと思います。「健康な人=パフォーマンスが高い」という認識になったら、自ずと健康へ導いていくはずです。弊社は心身の健康状態から組織を可視化できるサービスを作ったのですが、そうした課題はありますね。あとは会社に関わる人・物・お金のうち、人の部分においてのプライオリティが下がっている感じがします。

――働く人がいるからこそ、会社が成り立っているはずが。

島田 いくら優秀な人でも、「健康を害してでも働いてくれよ」みたいな。仕事ができる人のところに仕事が寄る、結局それでもっと負荷がかかって労働時間も長くなる。日本では「24時間働けますか」なんてCMが流れていたような文化背景があります。その人が健康であることと、パフォーマンス、人・物・お金の優先順位において、まだまだ人が最優先に来ていない感じがします。

ただ、それを受けても従業員側からすれば「休みをとれなんて言ってるけど、休めないよ」という現状があることも事実です。根本的な解決のためには、会社が号令をかけるしかないんですよね。会社が号令をかけてくれない限り、現状はそうそう変わりません。そこは大きな課題ではないかと思います。

一方で、仕事ができるからこそ、仕事が偏ることも十分にあります。仕事が与えられることで、ハッピーに思う人もいます。私自身もそうでしたが「自分は認められている、できるから仕事が振られる」と思うと、痛し痒しなところがありますよね。

――よく日本では「仕事のご褒美が仕事」というケースがありますが、かなり独特の文化ですよね。

島田 管理者側も従業員側も、成果をあげつつワークライフバランスを整えることはすごく難しいんじゃないかなと思います。

「オフィスに長くいて頑張ること」は美徳ではない

――この課題について海外と国内で差を感じることはありますか。

島田 やはり、労働時間ですね。海外に比べ、日本は圧倒的に労働時間が長いです。私はテレビ局の後、外資系に勤めていたんですけれど、外資では成果が出ないとボスがすぐに入れ替わるんですね。1年いなかった社長もいますから。よっぽど悪いことをしない限りは2年とか3年は頑張ってみようって感じですけれど、駄目だと思ったらすぐにクビ。
 
だから労働時間ではなく、もっともっと成果に対してコミットするわけです。だからこそ海外にはイクメンが多いですし、ワークライフバランスをキープしつつ成果報酬をもらう。そうしたカルチャーが、日本よりも徹底していると思います。日本は「オフィスに長くいて頑張っていること」が美徳みたいな考えがありますよね。

――そのような考えがまだ根強いからこそ、業務が終わっているのに、「上司よりも早く帰るなんて」と非難を浴びせられる若手社員もいますよね。

島田 でも、率先して早く帰って、かつ質の高いアウトプット出す人が出てきたら、その人はきっとスターになると思います。そういう人をもっとFiNCのなかでも増やしていけば、抜本的なカルチャー改革になるはずです。私も家庭がありますが、それなりには早い時間で帰っています。私を見て「家庭を持ちながら、CWOとしてもこのレベルの成果を出せるんだ」っていうことを、いいお手本としてみんなには出していきたいと思います。

――最後に、島田さん個人の目標についてお聞かせください。

島田 働いているスタッフに「FiNCで働いていて良かった」と感じてもらうことですね。そのために、自分のこれまでの経験、知識を全て提供したいです。良かったと感じる観点はみんなバラバラですけれども、ビジョンに共感して働くことをハッピーだと思う人もいれば、いろいろな人と交わることで自分の成長を感じてハッピーだと思う人もいるかもしれません。それぞれの求めることを理解し、叶えてあげられる会社にしたいですね。それが全てです。そして、弊社のサービスを通じて多くのお客様が健康になってくれたらと思います。

――本日は勝負服だけでなく、幅広い分野にわたるお話をありがとうございました!

<了>


【前編】株式会社FiNCのCWOが語る、勝負服を選ぶポイントとは?
【後編】株式会社FiNCのCWOが語る、勝負服を選ぶポイントとは?


マネたまご マネたまをフォローすれば最新記事をお届けします!
運営会社 | Copyright © kaonavi, inc. All Rights Reserved.