2016/11/17 公開

【前編】株式会社FiNCのCWOが語る、勝負服を選ぶポイントとは?

私の勝負服

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私を通してお相手の方はFiNCを見ていらっしゃいます。FiNCという会社が立派な会社、きちんとした会社だと印象づけたい

勝負服は、自分だけでなく会社のブランディングにも繋がっていた。

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島田明恵(しまだ・あきえ)
株式会社FiNC CWO(Chief Wellness Officer)

――本日着ていらっしゃる勝負服はいつ頃ご購入されたのでしょうか?

島田明恵(以下、島田) このジャケットは、今年の9月の頭くらいに買いました。最近は夏が長くなっていることもあって、9月の半ばに麻のジャケットを着るのがちょっと難しくて。そんなときに夏っぽくなく、真冬のものでもないけれど、さらっと着れるようなジャケットを探していたら偶然あったので。

私自身、中学校から制服がずっと紺のブレザーだったんです。以前働いていたテレビ局で取材をするときも、紺のブレザーにチノパンみたいな感じでスポーツの現場に行くことが多くありました。自分にとってすごく前から着ていてなじみがあり、合わせ方もよく知っていたから目に止まったのかなと思います。

――島田さんにはとてもなじみ深いものなのですね。

島田 そうですね。先日、弊社が非常にお世話になっているお取引先の社長様たちとの会食の場に着ていきました。その時はお座敷での会食でした。先方の社長様や弊社の社長もおり、こういう場ですので、しっかりとしたジャケットを着ていかなければいけませんが、肩がこるようなかっちりし過ぎているスーツだとお食事もしにくいのでこのジャケットならば肩も楽なんですよね。

――なるほど。今回の取材テーマの「勝負服」について、選ぶ基準などはありますか?

島田 私が勝負服を選ぶポイントは、4つあります。まず1つ目は清潔感があること。2つ目は着心地の良さ。3つ目はある程度のクラス感をきちんと出せること。4つ目は全体のバランス……これは自分の体型に合っているかどうかですね。

――非常に明確に、選ばれるポイントを定められているのですね!

島田 まず1つ目の「清潔感」についてですが、私は立場上、営業や交渉ごとをするときに先方企業の役員クラスの方々にお会いすることが多いため、ジャケットは必ず着用します。FiNCではヘルスケア関係のサービスをしており、私自身がCWO(Chief Wellness Officer)という立場でもあるので、ヘルシーさと清潔感を持つことは入社以来より一層意識をするようになりました。

清潔感というものは、たとえばおしゃれなのか、高いものなのかに関係なく、全てに通じる必要な要素だと思っています。特に注意を払う要素ですね。しっかりとしたスーツを着ることもありますが、堅い感じに映ってしまうので、少し柔らかめな形のものを選ぶようにもしています。

――他社の方にもお会いする機会が多いとなると、人に与えるイメージはより大切になってきますね。

島田 2つ目の「着心地の良さ」についてですが、私は営業でお話をさせていただくことが多いのですが、そのようなときこそ自分自身の意識を話すことに集中させたいんです。となると、どうしても着心地が悪い、肩が張ってしまうようなスーツだと意識の集中が難しい部分があります。着心地の良さは、すごく重視していますね。タイトスカートを合わせることもありますが、フレアスカートの方が若干歩きやすかったりする部分もあります。そういった組み合わせも、よく考えています。

3つ目の「クラス感」とは、やはり目上の方にお会いすることが多いので、失礼がないようにということですね。弊社はベンチャー企業であり、まだ私たちのことをよくご存知ではない方も多くいらっしゃいます。カジュアルに寄りすぎると、「そういうカルチャーの会社だ」だと思われてしまいます。

様々な方々にご出資いただき、しっかり会社を運営しているという意味も含め、ベンチャーであることをネガティブにとられないよう、ある程度のクラス感ある服を着用するようにしています。とはいえ、クラス感と言いましても高いものということでは必ずしもなく、TPOに合った素材を使用しているか、プレスが効いているか、靴が汚れていないか、そのような点にあると思います。

――最後の「全体のバランス」についてはどうでしょうか。

島田 最後の「全体のバランス」というと、私自身の体型が細めなので、トップスが大きいと服の肩が落ち、だらしない印象を与えてしまいます。先方は、私を通して弊社を見ます。私自身がきちんとすることで「FiNCはきちんとした会社なんだな、そういう人たちが働いているんだな」という印象を与えられると思います。私の行動一つが会社のブランドや信用に繋がっていきますので、「会社がどう見られるか」を意識して選ぶようにしています。

――会社を代表されていることについての意識を、非常に強く持たれているのですね。

島田 新卒でテレビ局に入社した際に、TPOを踏まえた服装を整える重要性について考える機会が多くありました。学生時代のようないわゆる「女子」的な服装では、スポーツなどの取材現場では必ずしも歓迎されません。場合によっては、すごくネガティブに捉えられたりもします。

もちろん、華やかで綺麗な部分も必要かもしれません。ですが、例えばグラウンドにピンヒールを履いていけば、グラウンドを傷付けることにもつながります。選手が真剣に練習している場所において、華美な服装は邪魔にしかならないこともあります。

そういった経験の積み重ねで、客観的に「今ここにいる自分に、何を求められているのか」について意識するようになりました。服装、言葉遣い、立ち振る舞い、全てそこにあります。

――お話しいただいた、勝負服を選ぶ基準にも通じていますね。

島田 FiNCらしさと、弊社における自分の役目が、その服を通じてきちんと相手にお伝えできるかどうか。さらに、それを着ることによって自分自身でも100%のアウトプットが出るか。そこはすごく考えるようにしていますね。

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