偉人はココが違う!もしもピエール中野が『イシューからはじめよ』を読んだら

もしピエ 第三回

2017/05/31
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部下育成のポイントは「わかりやすく、丁寧に、根気よく」

――この本の中で、他に何か印象的なお話はありましたか?

中野 自分のアウトプットを相手に対してどのように伝えるのか、という視点で「相手は賢いが無知」とするというところには非常に共感できました。

マネジメント』の時にもありましたが、アウトプットを誰かに伝える場合、誰にでも分かる言葉でないと意味がありません。

「相手はきちんと説明すれば分かってくれるが、今現在はそれを知らない」というスタンスで話さないとダメだと思うんですよ。要するに、相手のことをバカにしてはいけないということです。

――これは自分が組織の中で上の立場に立った時に、極めて重要なポイントになりそうですね。

中野 まさにその通りだと思います。年下の部下やまだ右も左も分からない新人の子を「ほんとバカだな〜」といびるのが楽しい気持ちはなんとなく理解できないわけではないですが(笑)。

それでも自分の言ってることを相手が理解していなければ、それは伝える側の責任だと思います。

だから僕は伝える時に以下の3つのポイントを心がけています。

①何がダメなのか
②なぜダメだったのか
③どうすればよくなるのか

この3つをセットで丁寧に教えてあげないと、人は理解してくれません。①だけでも②だけでもダメです。どうすればよくなるのか、といった改善策まできちんと提示してあげましょう。

――それでも理解してくれない人も往々にしていそうな気がするのですが…。そういう人に対してはどのように接していますか?

中野 もうこれは根気の勝負ですね(笑)。結局のところ、繰り返し言い続けるしかないんです。何度でもわかりやすく、何度でもしつこいくらいに丁寧に教えます。

僕の周りのスタッフでも、実はそんな子がいました。何度言っても理解してくれないし、何度教えても一向に良くならない。

それでも根気よく教え続けていたら、1年後には見違える程成長していたんですよ。正直まだまだなんですが、それでも1年前と比べたら全然違った。

それに気づけた時に教え続けてきてよかったなと思いましたし、何よりそのスタッフのことがちょっと好きになりました。きっとそのスタッフも僕のことは嫌いではないと思います。

ただ出来が悪いから、という理由で相手を批判しているだけでは、相手のやる気がなくなる上に、その相手のことを好きじゃなくなってしまいます。

仕事を円滑に進めるためにも、部下には根気よく丁寧に教えてあげること。そして相手のことを好きになることが極めて重要なんだと感じました。

ビジネス書を読んだことのない人に送りたい、1冊

――以上、『イシューからはじめよ』の感想を伺いましたが、あらためてどんな人に読んで欲しいですか?

中野 これまで1冊もビジネス書を読んだことのない人に読んでほしいですね。

書いてある内容は少し難しく感じることもあるかもしれませんが、それなりに仕事の経験を積んできた人にとっては、目からウロコな内容だと思います。

日本ではどうしても「犬の道」を推奨するような仕事のやり方が主流になっていますが、そこの固定概念をほぐしてくれる1冊です。

自分とトッププレイヤーを比べて「俺とあの人、何が違うんだろう?」「どうすればもっと仕事ができるようになるんだろう?」と悩み始めた人にぜひおすすめしたいですね。

<了>

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