2017/05/31 公開

偉人はココが違う!もしもピエール中野が『イシューからはじめよ』を読んだら

もしピエ 第三回

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<目次>
受動的な教育を疑え!優秀な人は「犬の道」を歩まない。
価値ある仕事をどう選ぶ?ピエール中野流の視点
全てはアウトプットのクオリティ向上のために。
部下育成のポイントは「わかりやすく、丁寧に、根気よく」

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受動的な教育を疑え!優秀な人は「犬の道」を歩まない。

――“もしピエ”第3弾となる今回は、『イシューからはじめよ』(安宅和人・著)について語っていただきます。最初に、率直な感想を教えていただけますか?

中野 この本を読んで率直に思ったのは、優秀な人はどんな考え方をしているのか、ということですね。人間は誰でも等しく、24時間という時間の中で活動しています。その中で結果を残す人、残せない人がいる。その違いってどこにあるのかを丁寧に解説してくれる、そんな本でした。

――中野さんのようなミュージシャンはもちろん、多くのビジネスパーソンも気になる話題です。早速ですが、その結果を残す人と残せない人の違いというのはなんだったのでしょう。

中野 この本のタイトルにもなっていますが、仕事における「イシュー」を見抜いて効率よく仕事をこなせる人です。仕事をするとなった時に、それをただ相手からのオーダー通りに仕事を進めるだけの人と、問題の重要性や問題の答えをどれだけ明確に出せるかなど、仕事の質について考えて仕事をする人では、全くアウトプットが異なります。

例えるなら、僕はドラマーなのでドラムの練習をするのですが、それもただ闇雲にドラムを叩き続けるだけではあまり意味がありません。「このフレーズはどんなところで使えそうか、役に立ちそうか」「次のライブではこんなパフォーマンスをしたいから、こんな感じのフレーズを練習をしようかな」など、練習ひとつをとっても、目的意識や実際にその練習が活きる場面を想像しながら叩くようにしています。

――たしかに「イシュー」について考えてから仕事をしている人はそう多くないかもしれませんね。量が質に転化する、ではないですが、たくさん練習(あるいは仕事)をすることでアウトプットが向上することはないのでしょうか。

中野 その点についてもこの本の中で触れられています。まさに一心不乱に仕事をこなして良質なアウトプットをしようとするアプローチを、作者は「犬の道」と表現しています。

仕事の総数を多くして経験を積もうとしても、その中で本当に自分を成長させてくれるようないい仕事は、多くありません。むしろ他の優先度も緊急度も低い仕事にリソースを割かれ、疲弊してしまいます。

そうならないために、まずは今すぐ取り組むべき仕事をきちんと見極めることが重要です。

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――とにかく仕事をこなすことは、本当にやるべき仕事を見失う、もしくはその仕事に100%の力を出せないことにつながりかねないということですね。

中野 その通りです。でもこの考え方から脱却するのって、なかなか難しいと思うんですよね。なぜなら僕たちは物心がつかない子供の頃から、学校教育を受けてきたから。

自分の頭で何も考えないまま、ただただ言われるがまま受動的に学ぶことに慣れすぎているんです。だから大人になって仕事をするようになっても、何も考えずに動いてしまうことが多いんです。

勉強だけではなく、ドラムに関しても同じことが言えます。勉強もドラムも何も知らない状態から学んでいく。それが習慣化してしまうと「何が1番重要なのか」という問いを自分に向けることができなくなってしまいます。

――そして言われるがまま「犬の道」へ行ってしまう。

中野 結果を出せる人は「何が1番重要なのか」ということを考え、その答えに沿った行動を起こしている人だと思います。

目の前の仕事に「ちょっと待てよ…?」と疑問を抱ける人、「この仕事はいったん後回しでこっちの仕事を先にやろう」という判断ができる人がイチローやスティーブ・ジョブズといった一流になっていくんだなと、この本を読んで改めて思いましたね。

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