2017/02/28 公開

もしもピエール中野が、P・F・ドラッカー『マネジメント』を読んだら

もしピエ 第一回

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できない仕事もとにかく引き受け、結果を出す(ピエール瀧)

――続いては、「自らに能力のない仕事を引き受けることは(も)、無責任」というフレーズはいかがですか? 

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中野 これは、僕の思想とは逆だなと思って印象に残りました。「できない仕事もやってみる」が僕のスタンスなので。名前を拝借しているピエール瀧さん(電気グルーヴ)が、ある本のインタビューでそういうことを仰っていて。そこでも「できない仕事もとにかくやってみる」と書かれていたんです。

いろんなオファーがきて、できるかどうかわからないけど、「面白そうだからやってみよう」で自分を広げていく。無責任といえば無責任かもしれませんが、探究心を満たせるし、今のところ恐らく結果も残せている。そこは、なのでちょっと引っかかる部分ではありました。僕の場合、どちらかといえば芸能寄りの仕事なので、そういう分野の違いもあるのかなと思いますけど。

――なるほど。ただ、オファーってその人に絶対に無理なもの、かけ離れたものって来ないと思うんですよね。 

中野 そうですね、人から期待されていることはわかっているので。

――なので、ドラッカーは「自らに能力のないことを引き受けるな」と言っているわけで、アウトプットしている中野さんは能力があるものを引き受けているんだと思いますよ。 

中野 なるほど、じゃあ僕は大丈夫ですね(笑)。少なくとも、真摯に仕事に向き合ってはいるつもりですから。最終的にこの本は「マネジメントたるもの、真摯であれ」というところが一番重要なポイントだったりしますよね。人付き合いがよくても、頭がよくても、それだけじゃダメ。しっかり責任をもってやれと。

他にも「人こそ最大の資産であり、活かすべきものである」とか。これまでも別にキツくしてたわけじゃないですけど、読んでからスタッフに優しくなりました(笑)。「そうだよな、もっと優しくしなきゃ」って。

――P57にもありますね、「働く者が満足しても仕事が生産的に行われなければ失敗である。逆もまた真なり」と。 

中野 この本のAmazonレビューで面白かったのは、「これ、上司に読んでほしいわ」っていう感想ですね(笑)。

――そうそう、この本を読んだことがない人は「マネジメント=管理」だと思っているかもしれません。そうじゃないんですよ、人が生き生きしてなきゃ生産性が出ていても失敗で、その逆もそうだと。 

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