2015/10/22 公開

不当な人事異動は拒否できる!意図の深堀、就業規則の把握・・・先手を打って人事に立ち向かう術

Pocket

「俺がいなければこの部署は回らない」とは21時過ぎの帰宅ラッシュ、あるいは夜の居酒屋で良く聞くセリフ。しかし、日本の企業は誰かが居なくなっても回るような仕組みとなっています。

例えば、年に4回ほど行われる人事異動がその事実を痛いほど物語っているでしょう。業務命令である人事異動の前に世の社員はあまりに無力。人事から一方的に言い渡された命令をそのまま受け入れるという選択しか知らずに、「不当な異動をさせられた」、「対応に戸惑っているうちに思わぬトラブルに見舞われた」という経験を持つ方も多いでしょう。

そこで今回は、突然の通知にも正しい対応ができるよう、人事異動に関してどのようなことを押さえておかなければならないのご紹介いたします。

「君の将来のため」はうそ!?異動の真の目的を把握せよ

人事異動の通知が来て、なぜ自分が移動しなければならないのか不安に思うという方も多いでしょう。まずは、その真意を確認することが大切です。

異動の際に言われるのは「君の将来のためだから」という言葉。確かに、社員のキャリアアップのために人事異動を命じるというケースも存在します。例えば、営業部で経験を積ませた後に、経営部に異動させて多角的な視点を養わせるという異動の例もあるでしょう。

しかし、人事異動とは基本的に社員のためではなく、会社の経営のために行われるというのが現実。大手企業に勤める若手社員のSさんは、「大阪に異動になった際、『君のキャリアを考えてのことだ』と言われましたが、実際には『若い社員が一人辞職したから』という理由でした。プライベートで結婚を考えていたので困りましたね」と述べています。

「懲戒処分」という特例を除き、具体的には「社員の補てんのため」「業務のマンネリ化を防ぐため」といったような組織本位の目的がほとんどなのです。

半沢直樹の大和田常務にも対応可!?人事異動を拒否できる最強の理由

拒否

会社から一方的に命じられる異動に対して納得できないということもあるでしょう。「○○君。君は来月から地方の支店に出向だから。あそこはイイねぇ、小さいし。○○君もすぐ打ち解けられるでしょう。」という半沢直樹の上司が言うようなセリフに泣いた経験を持つ方もいるはず。一般的に人事異動は拒否できないのが原則ですが、拒否権を発動できる数少ないケースがあることをご存知でしょうか。

一つは上司の嫌がらせで異動命令が発動された場合。中小企業に勤めるAさんは、「以前、僕のことを嫌っていた上司の根回しで、地方へ転勤させられそうになりました。その時は、人事部に掛け合って何とか命令を取り下げてもらいましたね」と述べています。

あるいは、親の介護、子供の育児という理由から転勤に際して社員に大きな不利益が生じる場合も異動を拒否することが可能です。「海外支社への転勤を命じられた際、2歳の子供を抱えていることを理由に転勤を拒否したところ、受けれられました」とは外資系企業に勤めるHさんの体験談です。

また、雇用契約書で定められている勤務地以外への出向を命じられた際も、契約違反ということで拒否できるようです。

給与の変動には気をつけろ!就業規則の確認は必須

契約書

さて、実際に人事異動を受け入れるというケースもあるでしょう。そうした場合には、人事異動の際に起こり得るトラブルを把握し、回避することが必要です。

最も注意しなければならないのは「給与」の増減。一般的に、職種が変わっても給料は変わらないというのが基本原則です。しかしサービス会社に勤めるOさんは、異動の際に事前の確認なくして、給料が減額になったという経験をしたそう。

営業部からマーケティング部に移った際、給料が不当に減額になっていたことがありました。営業手当は無くなると聞いていましたが・・・・。その時は、事務処理上のミスでないことも確かめて、上司に理由を尋ねましたね。結果的に『会社の景気が悪いから』で済まされてしまいましたけれど

根拠の無い減額は契約違反になる場合もあります。就業規則や賃金規定などのルールを確認し、場合によっては受け入れられない旨をはっきり述べましょう。

人事は神にあらず!不当な人事異動に渡り合う術を身に着けよう

前向き

人事異動の中には、昇進や教育、適材適所への配置など、社員のプラスになるようなものも存在します。そうしたケースの場合は、新な知見を広める、人脈を広げる、経験を積むという期待や意気込みで異動を受け入れるのも良いでしょう。

しかし一方で、納得できない不当な通知が届いた場合に備えて、人事に渡り合う術を身に着けることは大変重要です。

人事部からの一方的な命令に泣き寝入りするのではなく、拒否できるケースや気をつけるべき点を頭に留めておくことをお勧めします。

Excelでの人材管理・人事評価業務限界を感じていませんか?
会社の人材管理方法や人事評価業務について、以下のようなお悩みをお持ちではないですか?
  • 社員の顔と名前が一致しない
  • 人事評価の取りまとめがもう限界
  • 人材情報がバラバラで見たい情報が見つからない
  • システム導入にコストや時間をかけられない
紙やExcelでの人事業務の管理には限界があり、これらをひとまとめに解決する人材管理(人事評価)ツールに近年注目が集まっています。
顔写真が並ぶ、クラウド人材管理ツール 「カオナビ」では、7日間の無料トライアルを実施中。 シンプルで直感的なインターフェースをぜひ体感してみてください。

マネたまご マネたまをフォローすれば最新記事をお届けします!
運営会社 | Copyright © kaonavi, inc. All Rights Reserved.