皆の前でホメるのはNG! 売れっ子心理学者が語るホメ方テクニック4選

今日から役立つマネジメントメソッド 第一回

2017/02/15
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テクニック3:気づいたら、すぐにホメる

部下や後輩が事務所のトイレ掃除を率先してやってくれていたり、他の人のぶんまで仕事を肩代わりしてやってくれている姿を目撃したりしたとしましょう。
 
このときには、とにかくすぐにホメることが大切です。間を置いてはいけません。心理学の研究によると、ホメるのが遅れれば遅れるほど、ホメ言葉の効力が失われて言ってしまうことが明らかにされているからです。
 
「○○くん、いいねえ~」(直後)
「さっきの仕事ぶり、いいねえ~」(1時間後)
「昨日のあれ、よかったねえ~」(1日遅れ)
「先週のあれ、よかったねえ~」(1週間遅れ)
 
どれもすべてホメている点ではかわりませんが、ホメ言葉が効果を持つのは、せいぜい数時間遅れまで。1日経ってからホメられても、たいして嬉しくありません。1週間も遅れてからホメられても、「なんだかな…」という気分でしょう。逆に、何か皮肉でもいわれているように感じてしまうかもしれません。
 
相手がいいことをしていたら、すぐにホメる。
 
この原理を、心理学では「随伴性の法則」と呼んでいます。やや堅苦しい言い方ですが、相手の行動のすぐ後に「随伴する」ようにホメ言葉を与えないと、まったく効果がなくなってしまう、という法則です。
 
ノース・キャロライナ大学のドーソン・ハンコックによると、リーダーシップ訓練を受けている参加者が、何かよい意見を言うたびにすぐにホメ言葉を言うようにしたところ、自宅課題を46.8分もやってきてくれたそうです(ホメなかったときには34.7分しかやってくれませんでした)。すぐにホメてもらえると、私たちはとても嬉しくなり、やる気も出すのです。
 
「後で、まとめてホメてあげればいいか」などと考えていてはダメです。気づいたら、すぐにホメるのです。そうしないと、ホメることをうっかり忘れてしまうかもしれませんし、何よりホメ言葉に効果がなくなってしまいます。
 
「鉄は熱いうちに打て」といいますが、ホメ言葉も気づいたときにはすぐにかけないと、まったく意味がなくなってしまうわけです。モタモタしていてはいけません。とにかく、すぐにホメてあげてください。
 
「ホメてあげたくとも、うまいセリフが、とっさに頭に思い浮かびません」
「気の利いたセリフが、出てきません」
 
そういう人もいるかもしれませんね。しかし、セリフなんて、こだわらなくていいんです。英語だと、「グッド!」「グレイト!」という言葉がよく使わるものですけれども、日本語に訳すと、「いいじゃん!」「すごくいいね!」くらいでしょうか。たった一語のホメ言葉であっても、十分に効果的なんですから、とにかく随伴性にだけ気をつけてください。

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