2017/09/20 公開

「弟子入り!マネたまくん」レジェンド松下さま

弟子入り!マネたまくん

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あらゆるジャンルのプロに弟子入りし、その極意に触れる連載企画「弟子入り!マネたまくん」。第4回目となる今回は、テレビ番組『月曜から夜ふかし』でもお馴染みの実演販売士、レジェンド松下さんに弟子入りです。

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前回のモシーモさんに弟子入り後、マネたまくんは次に誰に弟子入りするか悩んでいました。マネたまくんがリサーチをしていると、「『月曜から夜ふかし』が面白い!」との声を多数確認。そこで番組についてさらに深掘りすると、常連出演者でもある、実演販売士のレジェンド松下さんの名前を発見!
「『実演販売士』というお仕事はどんなことをするんだろう……?」とマネたまくんはどんどん気になってしょうがなくなります。

ということで、今回、弟子入りさせていただくのは……

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レジェンド松下
株式会社コパ・コーポレーション所属 大学卒業後、実演販売士・士和田守弘氏に弟子入り。実演販売士として業界トップクラスの売上げを誇り、現在は商品企画に携わるほか、テレビ出演でもお馴染み。テレビショッピングでは1日1億8000万の売上げを記録した、まさにレジェンド。オフィシャルブログ『レジェンド松下の実演販売伝説』も日々更新中!

「レジェンド」の名にふさわしく、数々の伝説的な売上げを打ち立ててきた松下さんですが、その驚異的な売上げの裏には、どんな秘密が隠されているのか。じっくりお話を伺ってみると、実演販売だけでなく、あらゆる業界で必要とされるキーワードが浮き彫りになりました。

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今では『月曜から夜ふかし』を始め、バラエティ番組に呼んでいただく機会が増えましたが、その理由は私の売上げという数字以上に、「メールの返信が早い」という点かも知れません。多忙なテレビ業界において迅速な返信は、相手の最も求めるところ。そう、肝に銘じているのが、「相手の求めることをする」ということです。

とりわけバラエティ番組では、いかに素早く、タレントさんの求めに応じられるかがカギとなります。そこで必要なのが構成力。この構成力は、従来品との比較から始まり、商品の絶対的魅力を伝え、そして絶対的な魅力からお客さまの生活がどう変化するのか、夢の部分を伝えるという、実演販売の経験から培ったものです。この土台となる構成をもとに、あらゆるパターンを準備する。確固たる構成と準備があれば、どんな求めにも応じられる対応力が培われます。

独特な口上やテレビ番組への出演から、実演販売士には個性やインパクトが必要かと思われがちですが、それは違います。実演販売士に求められるのは、あくまでも商品の売上げであり、商品の魅了を伝えることです。「相手の求めることをする」という前提を忘れないこと。それが実演販売士のあるべき姿であり、売上げにも直結していくのです。

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『月曜から夜ふかし』で見せる、マツコ・デラックスさんとの掛け合い。それが可能なのも構成力と対応力、そして「誰にも負けない」と言うほど研究するという、商品知識があってこそ。この3つが大きな柱となり、タレントさんが「私も試していい?」と乗り出すタイミングをずばり読み、瞬時に対応することができると言います。

実演パート

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テレビショッピングにおいて1日1億8000万円もの売上げを叩き出したこともある、松下さんの実演販売。今回は『月曜から夜ふかし』でも紹介された「スーパーストーンバリア包丁」を用い、その実演をご披露いただきました。

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カメラを向けると、この表情。シャッターが押されるたびに様々な表情をくださる松下さんですが、これも「相手の求めることをする」というモットーがあってこそ。

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すっという音が聞こえてきそうなほど、なめらかに刃が入っていきます。包丁そのものの実力はもちろんですが、「どのように手を動かせば、包丁の特性をより強く訴えられるのか。これを導き出すことも、実演販売士の重要な仕事です」。

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断面はこの通り、種までスパッと美しい切り口です。「こんな風にアボカドを切ることなんて、日常では有り得ませんよね(笑)。けれど種の切り口を見せれば、誰もがアッと驚いてくださる。『欲しい!』と思っていただけるはずです」。

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カットしたアボカドを手に再び決めの表情をお願いすると、再びインパクト絶大の表情。取材会場は笑いに包まれ、空気がふっと和みます。実はこの“空気作り”にも、松下さんが残してきた、数々の売上げ記録の秘密が隠されています。

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私がこの業界に入った当時は、徒弟制度が基本でした。私の師匠、かつて「業界No.1」と言われた和田師匠の教えのうち、最も心に留めているのが「警備員さんにも、清掃員の方にもしっかり挨拶を」という言葉です。お店を支える隅々の方たちと良好な関係を築くことで、場の空気が良くなります。すると当然、実演もしやすい。お客さまに伝えるための環境が、築きやすくなるんです。

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マネたまスタッフも実演に挑戦! と言うより、気持ちいいほどの切れ味を見ていると、試してみたくてウズウズ……。すかさず松下さんから「切ってみますか?」とのお声が掛かり、ご本人の語る対応力を実感せずにはいられません。

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実演とともにお伝えしている口上は、商品説明ではありません。そもそも説明書に書いてあることをしゃべっても、売上げにはつながらない。この口上は、実際に商品を使ったからこそ伝えられる、いわば感想です。感想と言うとかえって軽く聞こえるかも知れませんが、実感があるからこそ、感情を強くのせられます。そして自身の実感を伝えることが我々の仕事であり、大きな魅力です。

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お話の中で、松下さんはご自身の新人時代を振り返り、その当時に得られた大きな教訓についても教えてくださいました。

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どの業界でも同じだと思いますが、新人は、どうしてもホームランを打ちたくなる。私自身も当初は、同じように意気込んでいました。けれど店頭に立てば、すぐに分かります。「ホームランを打ってやろう」なんて目立ちたがり屋根性があっては、確実に売れない。売れない時代から幾多の経験を積み、「お客さまに求められているのは商品。商品より、決して前に出るな」という教訓を得ることができました。

こうしてキャリアを振り返ってみると、師匠が教えてくれた挨拶の大切さをあらためて痛感します。挨拶から始まる“空気作り”、いわば実演販売士としての舞台作りが、経験を積む場所を作ってくれる。経験を積む場所があったからこそ、構成力や対応力を育むことができたのでしょう。

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「挨拶」「構成力と対応力」「商品第一」と、あらゆるキーワードを学ぶことができた今回ですが、松下さんはジョーク交じりに「分かりやすく伝えることは、告白のシーンでも一緒です(笑)」ともお話しされていました。

自分自身が前に立つのではなく、相手が求める商品を前面に押し出し、商品の魅力を伝えるための技術を磨く……。相手の存在を思うからこその話術は、あらゆる仕事はもちろん、思いを伝えること全般において、大きな力となる。そう実感させられたひとときでした。

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