2016/02/15 公開

新卒でNTT ドコモに入って2年で辞めた俺が断言。転勤だけの名ばかり”ジョブローテーション”ではキャリアは磨けない

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ジョブローテーション(通称ジョブローテ)、この言葉を聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
多くの方は新たな能力を身につける機会であり、自己キャリアを磨けるものだとイメージするでしょう。

しかし、大手日系企業では勤務地が変わるのみで大したスキルアップも生まれない”名ばかり”ジョブローテがほとんど。これでは「ジョブローテを利用してどんどん自分を成長させて行きたい!」という野心に溢れたあなたにとって、とても無駄な時間を過ごすことになります。

今回から、「一流企業に入社をしたものの、ミスマッチにより転職した」経験を持つ方々のエピソードをシリーズ化してご紹介していきます。人事担当者にとっては耳が痛い話かもしれませんが、このような現場の声は無視することはできないはず。

ドコモに新卒入社して経験。本当にあった”名ばかり”ジョブローテ

「私は現職の米スタートアップにジョインしてから、一般的な3年など待たずして3ヶ月~半年といった短期スパンで全く異なる業務やプロジェクトを経験しています。ただ、かつて新卒入社したNTT ドコモ(docomo)では”名ばかり”ジョブローテが基本で、キャリアを棒に振る前に入社2年で去る決断をしたのです。」

 

「入社後3年は我慢」20代の3年は大きすぎる犠牲

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ドコモのみならず多くの大企業ではジョブローテは3年毎。特に入社後3年経てば基本的に転勤があるため、多くの新卒は日々単調な業務に嫌気が差しながらも、4年目での本社異動へ希望を持ちながらくすぶっています。

私自身、新卒入社後幸運な事に地方では無く都市部配属されたため案件規模はまだ大きかったものの、無駄に時間がかかる決裁や事務処理に追われるのみで、身につくのは多少のビジネス基礎とドコモでのみ通用するノウハウのみ。社会人人生は長いとはいえ、やはり20代の3年間を無駄にする事はあまりに大きな犠牲である事は明白でした。

 

成長のチャンスは宝くじ。あなたは当選を待ち続けますか?

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当時「3年で人生は変わる。」というドコモの広告が日本各地で見られましたが、同社内で3年待った所で大した期待は出来ませんでした。事務系総合職は入社4年目で初めて本社もしくは支社配属のチャンスが訪れます。ただどちらに配属されるかでチャンスは大きく異なる上、大企業ゆえに希望部署へ行ける可能性など宝くじのようなものです。

その当選を心待ちにただ”耐える”者と、そんな不確定なものに目もくれず20代の貴重な3年間を自己スキルの磨き上げに捧げる者では圧倒的な違いが生まれます。そして、ドコモの様な大企業では多くの人材を一様に時間をかけて育成していくため、入社3年で得られるものなどドコモ以外の企業では通用しません。(料金体系や独自の決裁フローなど)

私の場合、先3年の成長度合いとその時間的価値を考え、早々に退職を決めました。

 

「2万円で住めるデザイナーズマンション(借り上げ社宅)」豊かな福利厚生も、行く手を阻む”まやかし”

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周りの先輩社員を見れば、退屈な10年先のキャリアも想像できてしまう環境で、なぜドコモの入社1~3年目離職率は低いのか。
なんと同期入社が300人程いる中で、3年目時点で退職しているのは数人程度。*海外採用を除く

その秘訣は、かつて王者として市場に君臨し、内部留保をたんまり蓄えてきたドコモならではの福利厚生にアリ。

2万円で住めるデザイナーズマンション(借り上げ社宅)
年間20日間近い有給休暇(消化必須)
利子の良い財形貯蓄
ディズニーチケット等がポイントで買えるカフェテリアプラン制度 etc.

こちらは私が在籍当時受けていたほんの一部の恩恵。この様に、ドコモは福利厚生に関しては国内随一の企業であることは間違いありません。
生涯一社で勤めあげたい方には、個人的にぜひ同社をオススメします!同社は長く勤めるなら多様なチャンスがあり、優秀な人材も多く悪くはないと思います。

ただあくまで一キャリアに過ぎず自己の可能性を小さく限定したくない人にとっては、この福利厚生はまやかしに過ぎません。多くの若手社員が不満を持ちつつも”良い会社”だと正当化してくすぶっているのもまた事実なのです。

 

キャリアに必要なのは「我慢した時間」ではなく「胸を張れる経験」

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中には「初めの3年は何も出来なくて当然。そこで頑張った奴にチャンスがある」と言うおじさんがいます。確かに一理あり、大企業だからこそ関われる案件も時には魅力的で、そのためには下積み期間が一般的に求められます。

ただ今日、4年目で転職を検討する人が極めて多いからこそ問いたいのは、「入社3年間、胸を張って言える仕事や経験はあったか?」と。
すぐ話始められる人はほとんどいないでしょう。そうすると、あなたはほとんど”第二新卒”みたいなものです。

今後より一層、転職回数が増え人材の流動性が高まります。
その時、入社後3年でさえ”我慢”でなく”挑戦”できる人材のみが生き残っていくことをぜひ週末に考えてみてはいかがでしょうか。

筆者:Matt
NY在住20代マーケターです。京都大学経済学部→日経大手情報通信会社入社。その後、アメリカのスタートアップへJoin。アメリカ中心に最新マーケトレンドや現地の一次情報を発信:)
ブログ:http://jingumaruta.hatenablog.com/
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