【後編】「40才を過ぎたら、後輩から学ぶ」・入江慎也(芸人)

逆境ヒーロー!

2018/12/27
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華々しい成功の裏には、失敗や挫折がある。その失敗エピソードから成功の秘訣をヒモ解く『失敗ヒーロー!』。そのスピンオフ連載『逆境ヒーロー!』。記念すべき第1回目の後編も、引き続きカラテカの入江慎也さんが登場。好きな仕事を続ける方法やうまくいかない時の打開策、将来の展望について語っていただきます。

後輩には身銭を切って奢ったほうがいい

――仕事をする上で大切なことはなんだと思いますか?

入江慎也(いりえ・しんや)
1977年4月8日生まれ、東京都出身。お笑いコンビ・カラテカのツッコミ担当。1997年に矢部太郎とともにカラテカを結成。友達5000人芸人を自称し、数々の有名人とも交友関係がある。その豊富な人脈を生かし、2013年よりフェスイベント『入江コネクション』を主催、また2015年に株式会社イリエコネクションを創業し、年商1億円に到達した。著作に『入江式のしあがる力(ちから)。』『夢をかなえる営業力』など。2019年2月に22周年記念単独ライブを予定している。

入江:相手に興味を持つことです。ただ、サラリーマンの方と話をしていても合わないなと思うことも多くって。例えば「もっと後輩に奢ったほうがいいよ」ってアドバイスすると、「お金ないんですよね」と返ってくる。僕ら芸人はフルコミッションで、サラリーマンだと頑張っても給料が変わらない人が多いのはわかるんですが、身銭を切った分は返ってくると思うんですよ。僕もそれで芸人の世界に22年います。先輩からご馳走になった一杯のラーメンとか忘れないものじゃないですか。ラーメン一杯で後々「この先輩のプロジェクト手伝おう」とか思うようになる。「サラリーマンは給料制だから」とか「小遣い制だ」と言われるとどうしようもないんですけど、ご飯代を全部出さなくてもいいから、ジュース一本でも、そこは気持ちだと思います。芸人もサラリーマンも変わらない。カッコいい背中を見せたらいいんじゃないでしょうか。

あとは家が遠い人は引っ越したほうが絶対にいいと思います。悩んでる人って大抵家が遠いんですよ。「引っ越したら」って言うと、「家賃が高い」で終わっちゃう。結局そこなんです。3万円高くなっても、売れる芸人はフットワークを軽くするために引っ越してくるんですよ。ルミネtheよしもとだって、吉本芸人はタダで見られます。暇だったら毎日来てもいいわけです。でも遠いとめんどくさいから、地元の友達と遊ぼうってなる。僕も食事に行く時は近い奴を呼びますし。こういう話をすると「サラリーマンは芸人さんとは違うんですよ」って言われてしまう。でも「できないよ」と思う人と「やってみよう」と思う人では差が出てくると思うんですよね。本当に上に行きたいなら、やらないよりやったほうが絶対にいいです。

――忘れられない失敗談などあったりしますか?

入江:いっぱい怒られて今があるのでどれを言ったらいいか…。昔、目立つために金髪にしていた時期があるんですが、あれは失敗でしたね。年配の方に受け入れられなくて。それで先輩に言われて黒髪にしたんです。僕、基本的に悩んでいる時は人に言われたことをやろうと決めていて。最近で言えばCOWCOWの多田さんから「インスタ見てるで。余計なお世話かもしらんけど、なんで講演会で私服なん? スーツのほうがいいんちゃう?」ってアドバイスをいただいて。先輩が仰ることだからってスーツを着てみたらそっちのほうがよかったんです。今、講演会ではスーツを着ていないと気持ち悪いくらい(笑)。私服で出ることで「これが芸人でしょ」って調子に乗っていたんでしょうね(笑)。スーツで出ると反応が違うなと思いましたし、説得力が増す気もしますし、自分のスイッチも切り替えられる。それは最近気づいたことですね。

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