【前編】「芸人も社長業も、差別化とリアクションが命」・入江慎也(芸人)

逆境ヒーロー!

2018/12/26
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華々しい成功の裏には、失敗や挫折がある。その失敗エピソードから成功の秘訣をヒモ解く『失敗ヒーロー!』。今回からそのスピンオフ企画として、さまざまなフィールドで活躍しながら“ビジネスパーソン”としての注目を集める人物にフィーチャーしていく新連載『逆境ヒーロー!』がスタート。記念すべき第1回は、“友達5000人芸人”株式会社イリエコネクションの社長、吉本興業所属・カラテカの入江慎也さんが登場。ルミネtheよしもとの出番待ちの貴重な時間に、圧倒的な人脈を培うための工夫や心掛けなどをたっぷり語っていただきました。

マメさとリアクションで人脈をつなぐ

――株式会社イリエコネクションの売り上げが年商1億円を突破されているそうですね。まずは、会社をおこそうと思ったキッカケから教えていただけますか?

入江慎也(いりえ・しんや)
1977年4月8日生まれ、東京都出身。お笑いコンビ・カラテカのツッコミ担当。1997年に矢部太郎とともにカラテカを結成。「友達5000人芸人」を自称し、数々の有名人とも交友関係がある。その豊富な人脈を生かし、2013年よりフェスイベント『入江コネクション』を主催、また2015年に株式会社イリエコネクションを創業し、年商1億円に到達した。著作に『入江式のしあがる力(ちから。)』『夢をかなえる営業力』など。2019年2月に22周年記念単独ライブを予定している。

入江:プライベートでいろんな社長さんと会っているうちに、社員さんを背負っている姿がカッコいいな、魅力的だなと思ったことがひとつです。あとは、将来芸人として食っていけないのは嫌だなと思ったんですね。40才を超えてバイトというのもなかなかだな、と。お金をどうやってキープするかを考えて、会社かなと思いました。それに会社を大きくしていったら、テレビの仕事に返ってくるんじゃないかなというのもありますね。

――芸人としての仕事へのフィードバックを考えてということだったんですね。“友達5000人”ということが有名ですが、そのつながりをキープし続けるコツはありますか?

入江:マメに連絡を取るということですね。例えば食事の後「ごちそうさまでした」と言うのはもちろんですが、ご一緒した方が社長さんだとして、社長さんの会社の情報がYahoo!に出ていたら「見ましたよ」とLINEを送ったりします。

――会食中の心掛けのようなものはありますか?

入江:「スゴいっすね!」とかリアクションを大きく取ります。言われたことでわからないことがあったらその場で携帯でメモったり、ググったり。食べている最中に携帯を触るのは失礼という人もいますけど、「この店おいしいよ」って言われたら、携帯ですぐ調べて「これですか? めっちゃウマそうっすね!」ってリアクションしたほうが僕はいいんじゃないかなと思うんですよね。

――株式会社イリエコネクションでの“社長”入江さんの強みはどんなことだと思いますか?

入江:僕は芸人をやっているので、一般の人と比べると顔が利く。すると、間に人を介さずに社長にまで直接アクセスすることができるんです。営業が頑張ってもなかなか決裁権のある人までたどり着けないなかで、僕ならすぐにたどり着ける。それは強みですね。僕のように表立ってやっているという人は少ないですが、芸能人が会社を作ったら強いと思うんですよ。直接社長とやりとりして間を挟まない分、スピードも速いです。ビジネスはスピードが速いほうが絶対にいいと思っているので。

――具体的にどんなことをされているんですか?

入江:僕にしかできないサービスを提供しようと思っています。例えば、とある商品について「どうやって売っていくか?」という会議に出たり、社長さんご自身が世に出たい場合、「こういう番組にアテンドしましょうか?」と提案したり、社長自身のコンサルティングをすることもあります。CDを出したいのなら、普通に出しても売れませんから、湘南乃風の若旦那さんをキャスティングしたりとか。あとは「月に1回社員さんと一緒に食事をする」というコンサルもあります。その時は後輩の芸人を連れて行って、動きや表情を見て学んでもらったりしています。ただご飯を食べるだけですが、それに対して対価が支払われるんです。

それに食事の席に有名人を連れていったら、みんなテンションが上がりますよね。社員さんからしたら「社長はすごい人脈を持っているね」となる。そのコーディネートは僕にしかできないことだと思いますね。

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