2015/10/02 公開

雰囲気美人、愛嬌がある・・・やはりかわいい子は採用されやすかった!人事が語る顔採用のリアル

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美女が優先して採用されるという顔採用。往訪などで企業に訪れた際、周囲を見渡して「この企業って顔採用?」と感じるような経験は多くの人が持っているはず。あるいは、顔が良い人とそうでない人が面接をした場合に、前者の方が採用されやすいという漠然とした感覚を持っている方もいるでしょう。

しかしながら、こうした話は一般的にタブー視されているため、建前としては「その人の内面を重視します。」と話す人事の人が多いのも事実。では実際のところ顔採用は存在するのでしょうか。大手企業で人事部長の経験があるベンチャー企業のCEO、A氏にリアルな話を伺いました。

世間では「喜び組」なる美女軍団も存在する!?

-Aさんは大手企業で人事部長の経験があり、人事の業界の裏話にも通じているという話を聞きました。ずばり、顔が良い人を優先的に採用するような「顔採用」は世間的に行われているのですか。

A:「例えば、某IT企業は世間でも美女を採用することで有名ですよね。その会社はいわゆる「キラキラ女子」が多数在籍していて、毎年10人ほど学歴不問の美女を採用しているとか。彼女たちは「喜び組」といって、メディアでも大々的に取り上げられていますよ」

しゃべる時はどこを見ていますか?容姿を判断するなとは無理な相談

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-良く「顔採用」は世間では不公平だということで、タブー視されていると思うのですが、どうですか。

A:「顔採用って世間一般では悪いことの代表のように言われているけど、あって当然ですよね。容姿を人の判断要素から差っ引くことなんて無理ですから」

-確かに容姿もその人の一部ですからね。タブー視されているけれど、当たり前のように存在しているという意味で、「学歴採用」と似ていますね。

A:「そうですね。誰も『うちは学歴で採用します』とは言わない。でも、学歴を見て採用を判断することは誰もがやっているし、それでまったく問題ないと思います。学歴は今までの頑張りの結果であり、受験戦争を乗り越えてきた証ですからね。逆になんで不公平といわれるのか分からない。個人的には、『うちは学歴では判断しません。人物重視です』と言っている人事の人間は大っ嫌いです」

「容姿の件もそれと一緒で、そもそも人はマスクをして生きている訳ではなくて、働く時や、飲みに行くとき、歩くときなど、何をするにしても顔を露出している。だから容姿を判断の要素にするなという要求は絶対に不可能です。もちろん容姿の好みは人それぞれ違うので、必ず美男・美女が採用されるということはありませんが、やはり「顔」は見てしまいますよね。そりゃそうなっちゃう」

ひと昔前の一般職は総合職のお嫁さん候補!?

社内恋愛

-では、何かメリットを狙って顔採用をするということはありますか。例えば、中国のIT企業で、会社の生産性を向上させるために美女を採用したという話を聞いたことがありますが。

A:「当然あるでしょうね。これは一昔前のことですが、企業の一般職の女性は総合職の男性のお嫁さん候補だったという話があります。会社で働いてくれる優秀な人と、美人の女性を両方採用して手元でマッチングさせることで、両方に長く働いてもらうという合理的なシステムが成り立っていたということです」

-ともすれば、炎上するような内容ですが、人間の本能にかなった合理的なしくみですよね。

「私より上の世代の人はそれを暗黙の了解として、当然のように理解していました。だから、入社式の際に人事部長が『一般職の皆さんは、早く素敵な総合職の男性を見つけて下さい。30歳で寿退社!』というような挨拶することが普通でしたね。その時には顔の良い一般職の女性を採用することも当然のように思われていました」

-顔採用は会社にとってもメリットなんですね。やはり今の時代でも同じなのでしょうか。

A:「メリットは当然ありますよ。まず、男性のモチベーションが上がる。また、かわいい子がいると下世話な話も出ないので会社の雰囲気も良くなります。会社の治安という意味では、採用する子のルックスでは無くて雰囲気や愛嬌を見ていると言っても良いかもしれません」

結局「顔採用」ではなく、「雰囲気採用」!外見と人間性は切り離せない!

雰囲気採用

-確かに、美人ではなくても愛嬌があれば魅力的ですし、雰囲気が良い子であれば一緒に働いていて楽しいですからね。顔採用というよりはむしろ雰囲気採用ということでしょうか。

A:「そうですね。顔の造形が如何というよりも、表情や雰囲気、しゃべり方や服装すべてを「ルックス」として見るということです。不美人を採用せずに、美人を採用するというのは言い過ぎですけれど、外見には人間性が現れますから、それを考慮に入れるなというのは無理な話ですね」

-雰囲気で採用するという話であれば、女性だけでなく男性にもあてはまりますね。

A:「はい。例えば、営業という職種の場合、第一印象から良いイメージを積み重ねていかなければならない。要は、1足す1を繰り返していかなければならないのです。そうした時に、はじめから印象の悪い人を採用したくはないですよね。私の会社の営業の人間は、「イケメン」というわけではないですけれど、「良い顔をしているな」という人が多いですよ」

-顔採用は世間でもタブー視されている事柄ですが、現実論として、その人の人間性や性格がすべて現れた「顔」を判断基準にするなという方が無理だということですね。リアルな話を聞かせて頂き、ありがとうございました。

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