【後編】「マネジメントとは、部下の才能を開花させて、責任を取ること」はあちゅう(ブロガー・作家)

失敗ヒーロー!

2019/02/14
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華々しい成功の裏には、失敗や挫折がある。その失敗エピソードから成功の秘訣をヒモ解く『失敗ヒーロー!』。しみけんさんとの事実婚発表も記憶に新しいはあちゅうさんに、明日から真似したくなるようなセルフマネジメント術をお聞きした前編につづき、後編ではそんな一見抜け目のない仕事人、はあちゅうさんの失敗談にも迫ります。

オンラインサロンは、会社や家庭から離れた場所で「自分の強み」を磨くサードプレイス

――運営されているオンラインサロンでは、はあちゅうさんはどういったお立場で仕事をされていますか?

はあちゅう
ブロガー、作家。1986年1月22日生まれ、神奈川県出身。慶應義塾大学法学部在学中にブロガーとして活動を始め注目を集める。2009年に電通に入社しコピーライターとして勤務したのち、2011年トレンダーズに転職。美容サイト「キレナビ」編集長を務める。2014年に退社しフリーに。AV男優のしみけんと2018年7月に事実婚したことを報告し、オフィシャルブログ『旦那観察日記〜AV男優との新婚生活〜』が書籍化され2月22日に発売。

はあちゅう:ファシリテーターです。トップは存在せず、中立でフラットな組織として、メンバーそれぞれの強みを生かしつつ活動しています。そうは言っても私の名前が付いたサロンなので私の意見が通りやすかったり、私が前に出ていったりすることもありますが、参加者それぞれの目的が違うなかで、実験的にいろんな活動をしてみましょうというのがうちのサロンです。2019年1月からイケダハヤトさんと正田圭さんとともに「脱社畜」サロンと合体するといった新展開も進めていますが、それ以前では裏テーマで「才能塾」と掲げていました。会社員として働いているなら、会社に寄り添った能力が花開くと思うんですね。私は会社にいたことでコピーライターとしての能力を培えたし、トレンダーズにいたときは後輩を育成したり、美容サイトを編集する能力が磨かれました。でも、オンラインサロンは会社や家庭から離れた場所です。自分ひとりでなんの後ろ盾もない場所に放たれたとき、「あなたは何が発信できますか?」と突きつけられる。そこで自分が貢献できることを見つけることで、会社や学校では開かなかった能力が花開するんですね。うちはオンラインサロンオーナーをたくさん輩出していて、才能に気づいてみなさんは巣立ちつつも、それでもうちに籍を置いてコラボレーションすることもあります。

24時間“株式会社自分”の社長をやっている感じ

――オンラインサロンが“サードプレイス”になっているんですね。「後輩を育てる力」とおっしゃいましたが、後輩に接するときに心がけてきたことはありますか?

はあちゅう:好かれようと思いすぎないことです。私自身はいい先輩に恵まれてきたと思うのですが、何年経っても覚えているような「大事なこと」を学んだのは、怖い先輩からだったなと思います。怖いから締め切りに遅れないようにしたり、怒られたくなくて頑張ったりしていました(笑)。私は、怖い先輩ではいたくないですが、好かれようとしてしまうと伝えるべきことが伝えられなくなってしまいます。だから、言いたいことはフラットに伝える。あとは背中で教えることも必要ですよね。一番大切なのは、仕事への態度だと思うんです。リーダーが適当に仕事していると、後輩もそんなものでいいやと思ってしまいます。情熱を持ってストイックにやっていれば、仕事はこういうものなんだと感じてもらえると思うので、自分が情熱を持って仕事に取り組む姿勢を見せることは、後輩にとってもすごく大事なことだと思います。

――すでに心構えが理想の仕事人ですね。フリーランスになって、オン・オフの切り替えは難しくないですか?

はあちゅう:フリーランスになってからはそんなにオン・オフを切り替えている意識がありません。それが苦痛にもならず、楽しいんです。平日も、人から見たらお休みみたいな過ごし方をしていたりするんです。ヘッドスパに行って昼は友人とランチして、買い物して、夜に仕事して。オン・オフの境目がないことで、フラットにオンにもオフにも向かえるんです。エンジンをかけることへの管理をせずに、自由にオンとオフを往き来しているほうが私には向いているんだと思います。

あとは自分の日常をコンテンツにすることがいまの仕事なので、休日だって素材集めの仕事をしているようなものです。24時間、“株式会社自分”の社長をやっている感じで、休みはないですが、一方でずっと休み続けているような感覚もあって。好きなことだから疲れないし風邪も引かなくなりました。

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