2015/09/08 公開

マネジメント本はドラッカーだけじゃない!リーダー・マネージャーの悩みに答える名著5選!

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人間をマネジメントする管理職は実にタスクと悩みの多い仕事です。チームの管理や部下の教育に悩んだ時、学びの手段として本を読もうと思い立つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その手の古典としてはしばしばピーター・ドラッカーの名前が挙がりますが、ボリュームや内容しかり、結構な心構えが無いと読めないということもあるでしょう。また、あまりに有名なので既に読んだことがあって、他にどんな本があるのか探している方も多いのではないでしょうか?とはいえ、昨今出回る様々なノウハウ本や自己啓発書から何を選べば良いかということも悩みどころです。そこで今回は現場のマネージャーが抱える悩みごとに、おすすめ名著をピックアップしました。

ハロルド・ジェニーンの『プロフェッショナル・マネージャー』(プレジデント社)

悩みその1、毎日多くのタスクに追われていて、肝心の幹の部分を見失いそうになります。マネージャーとして本当に大事なこと、求められていることとは何でしょう。(30代前半 男性)

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出典:「プロフェッショナル・マネージャー」_Amazon

『プロフェッショナル・マネージャー』は「いかにして利益を生むか」という経営哲学を凝縮した本ですが、人材のマネージメントに関する尊い学びを得られる一冊。例えば、リーダーシップで大切なのは、現場と緊張感のある対等関係をつくること、優れたマネージャーには犠牲がつきものであることなど、米国の凄腕経営者ハロルド・ジェニーンの見解が光ります。

最近ではノウハウに特化したビジネス書も出回っていますが、こちらの著作は「マインド」の部分にスポットライトを当てた珠玉のベストセラー。巻末の解説を担当したユニクロの経営者・柳井正氏「これが私の最高の教科書だ」とまで述べます。

マネージャーとして重要なエッセンスを学びたいという方にはおすすめの一冊。

D・カーネギーの『人を動かす』(創元社)

悩みその2、何回同じことを言っても聞いてくれない部下がいます。素直では無い部下に直面した場合、どうすれば良いでしょう。(30代前半 男性)

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出典:「人を動かす」_Amazon

デール・カーネギーが著した『人を動かす』は、あらゆる啓発本の元となったロングセラー。1937年に出版されたにもかかわらず、今日も多くの人を感化しています。

その内容は、タイトル通り「いかに人に影響を与え、人の心を動かすか」というもの。相手に好かれる方法、自分の考え方に相手を引き込む方法、相手の感情を害することなくその人の考え方を変える方法などが分かりやすく示されています。

例えば、人に自分が望むことをさせるには、相手の立場に立って観察し、他人の中に強い欲望を喚起させればよいとのこと。ただの正論のように聞こえますが、本書では産業界のリーダーのエピソードなど実例を交えて紹介されるため、説得力もピカイチです。

「どれだけ早期にこの本に出合ったかで左右される」「部下とのトラブルに備えて、いつも持ち歩いています」という意見も。部下を変えるのではなく、まずは自分のスタンスを変えるための良い指針となってくれるでしょう。

『ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか』(ダイアモンド社)

悩みその3、管理職になると、会社のビジョンを明確にし、それを部下に浸透させることに苦労します。(30代前半 男性)

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出典:「ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか」_Amazon

管理職と呼ばれる立場になると、会社の方針・ビジョンを形作り、組織に浸透させていく役割を担うようになります。会社のビジョンは組織の羅針盤ともいえるべきもの。社員がシンパシーを感じ、共有するビジョンが無ければ、組織はフル稼働で前進することはできません。しかしなかなか理想通りにいかないのが現実です。

そんな時ヒントとなるのが『ザ・ビジョン』。いかに効果的なビジョンをつくるか、そしていかに浸透させ、組織を「全力前進」させるかということを物語形式で説くビジネス書です。シングルマザーの女性社員エリーと若手社長が良きビジョンとは何か模索し、実際に組織に浸透させて、成し遂げるまでを描くという内容。

「ビジョンを売り物にしたコンサルよりもこの本を読む方が良い」「ビジョンを明確にすることで会社をより活性化させたい人にはお勧め」と好評価です。

『OJT完全マニュアル 部下を成長させる指導術』(ダイアモンド社)

悩みその4、部下ができて、現場で直接指導しなければならなくなりました。慣れていないため、どのようにすれば良いのかノウハウがわかりません。(20代後半 男性)

OJT完全マニュアル
出典:「OJT完全マニュアル 部下を成長させる指導術」_Amazon

こちらの本は、部下とどのように接すれば良いのか、部下をどうやって指導するのかということを実践的にまとめた本。ビジネス雑誌『プレジデント』などを世に送り出すダイアモンド社の編集部が手掛けた、現場で役立つ良書となっています。

本書の最大の特徴は、読みやすいこと。

「部下の指導を、ステップごとに分けて説明しているため工程の全体がつかみやすく、辞書的に事例を引っ張り出すこともできてgoodです。持ち運びも便利。」という声や、「文章も平易で作りもシンプル。また、初心者にマッチしているのはもちろんのこと、上司の経験が長い人、あるいは「よきリーダー像」を知りたいという部下の関心にも応える一冊です。」という意見も出ています。

OJTに悩む方は必見です。

『世界トップリーダー1000人が実践する時間術』(中経出版)

悩みその5、マネージャーになるとタスクが激増します。時間がいくらあっても足りないのが本当に悩みです。(40代後半 男性)

世界トップリーダー1000人が実践する時間術
出典:「世界トップリーダー1000人が実践する時間術」_Amazon

「与えられた時間は、誰にとっても同じだ。人が大きな成果をあげるか否かは、その人がいかに時間を有効に使うかにかかっている。」とはリクルート創業者である江副浩正氏の名言。タスクの多い管理職にとって自分の時間をいかにマネジメントするかというのは永遠の課題といえるでしょう。

本書は、世界のトップリーダー1000人の時間術を取材形式で紹介した一冊。フリーランスキャスター谷本有香さんが10年にわたってストックした内容が盛り込まれています。強調されているのは、「時間に使われるのではなく、支配し使いこなすこと」。例えば、一日は24時間ではなく1440時間、一生は80年ではなく3万日と考えるだけで意識が変わるといいます。

「私は20代の頃「長時間労働すれば成果が出る。」と思い込んでいたので、本書の考え方を、もっと早く知っていればよかった、と感じました。」という意見も。連日、寝不足に悩むマネージャーは要チェックです。

マネジメントの極意は名著と言われる本から学べ!

「その人間の価値観は本棚を見れば知れる」とは良く言いますが、逆に言えば読む本によっていくらでも自分を高めることができるということ。

ネットの情報は一見ポイントがまとまっているように思えますが、分量もクオリティも本と比べれば劣ります。本気でインプットしたいと考えるなら、良書を読むのが一番の近道でしょう。

チームのマネジメントに悩んだ時、傍らの本が道しるべとなれば幸いです。

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マネたま編集部
「現場視点から考えると、マネジメントがもっとオモシロクなる」をコンセプトに、マネジメントに関する情報を発信していきます。