2015/08/26 公開

ベンチャー企業の現役リーダー4人に聞いた!部下のマネジメント虎の巻

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今月からマネージャーに就任。仕事を教わっていた立場から一転して、部下をディレクションする立場になります。右も左も分からないという方も多いでしょう。

そこで今回はベンチャー企業で働く現役リーダーたちに、部下マネジメントに関するノウハウやヒントを伺いました。人事制度の固まりきらないベンチャー企業では、マネージャーが様々なタスクを抱えていることが多いもの。またリーダーを初めて日が浅いという人も多いでしょう。部下を初めて指導するマネージャー、多くの仕事を抱えるリーダー・・・彼らはどのようにして多岐にわたるマネージャー業務にアタックしているのでしょうか。

リーダー、マネージャーになった!何からはじめた?

部下を指導し、タスクを回して、意思決定を任されるマネージャー。大前提として、自分の下につく人の様々な要素を理解しなければなりません。今回お話を聞いた方々が口をそろえて強調したのは、「メンバーとのコミュニケーションを徹底する」ということでした。

まずは現場の人間の性質を知って、信頼関係を築く!

会話

第一のタスクはメンバーの性質、性格を知るということ。仕事を回していくためには、中にいる人間のことを理解することが大切です。

「100人の人間がいたら、100通りのマネージメントの仕方がある」というのベンチャー企業のCEO(S・Yさん32歳)の言葉。まずは、部下の喜怒哀楽のスイッチを把握し、どんなタイプの人間なのか知る必要があります。

あるいは、そうしたやりとりの中でコミュニケーションができる場・風土をつくることも重要だそう。お話を伺ったマネージャー(G・Rさん 31歳)は、毎日必ず社員と会話をすることで、自然と距離をつめられるよう心掛けているといいます。

上下の隔たりがあると仕事のやりとりもスムーズにいかないもの。組織全体を向上させるためには、部下の個性を理解し、良好なやりとりが生まれる場をデザインしていくことが必須なのです。

自分以外の人間の状況を「見える化」する

フロー

チームメンバーの状況を把握するということもマネージャーの必須事項です。

例えば、月次のスケジュールを決めるためには、部下の仕事内容やフローを知らなければなりません。また、メンバーそれぞれのクオリティやビジョンも業務のふりわけを左右する重要なファクターです。

はじめのうちは、こうした工程管理やクオリティ管理を難しいと感じることもあるでしょう。しかし業務をこなすうちに自分なりの判断基準やノウハウが身に着いてくるそう。まずは、自分以外の人間の状況を俯瞰的に「見える化」することが優先事項です。

部下の教育、マネジメントで重要なファクターは??

世の中にはマネジメントに関する多くの一般論が出回っていますが、現場のマネージャーはどのようなことに重きを置いているのでしょう。

正直に誉め、正直にしかる

叱る

「正直に誉め、正直にしかる」。部下のモチベーション向上や成長のためにはとても重要なポイントです。

最近ではゆとり世代が社会に出てきたこともあり、人を叱るタイミングや程度に悩むマネージャーも多いでしょう。

しかし、あるマネージャー(G・Rさん)によれば「注意されるうちが花」とのこと。すなわち注意することは「期待していること」を意味するのであって、逆に何も言わないということは見捨てたサインなのだそうです。

包み隠さず「誉めて叱る」ことは、「きちんと見ているよ」という部下へのメッセージに成り得ます。

フィードバックは正解では無く、及第点ではない理由を語れ!

部下フィードバックをする際にまず大切なのは、壁となること。キャリアの浅い人が仕上げてきたものは未熟であり、時には問答無用でつきかえすという対応も必要です。

とあるIT企業でリーダーの立場にある方(H・Yさん 34歳)は、「そもそも誰かの作ったクリエイティブなものに対して、指導をすることは不可能。」とまで述べています。

企画案にしても、提案書にしても、それが生まれてくる現場やリサーチの方法は違うもの。モノを作り上げる一つ一つの工程で固有の問題が発生するため、正解は存在しません。

上司ができるのは解を与えることではなく、自分の経験をもとに、及第点でない理由を教えることのみ。上の人間は部下よりも単に失敗のデフォルトが多いだけ、というスタンスも大事です。

部下が抱える固有の問題を把握する

商談

「マネジメントの仕事には際限がありません」とはリクルートの創業者である江副浩正の言葉。会社の外で発生する問題のディレクションも大切な仕事です。

特にベンチャー企業であれば、研修をとばして実地で部下を指導しなければならない機会が多いもの。上司はそれぞれの部下の現場を把握し、OJTを通して個別に指導していかなければなりません。

しかしながら、会社の外でおこる問題は見えにくいというのが難点。例えば、顧客のパーソナリティが違えば、コミュニケーションの取り方や交渉の仕方も変わるでしょう。現場によって固有の問題が発生し、当然のことながら求められるアドバイスもそれぞれです。

「社外のできごとに対するマネジメント」を課題に挙げるマネージャーは多いようです。

苦労の多い反面、やりがいも大きいマネジャーの仕事

お話を伺った方全員が「マネージャーは本当に大変」という反応をされました。

まずプレーヤーとちがって、全体のバランスに目を光らせなければならないことが苦労の種になります。仕事のかたわら、人事周辺の作業をこなさなければならないベンチャーのマネージャーは非常に激務だそう。また、管理職は多くの相談を受ける一方で、自分は誰にもアドバイスを求められない孤独な立場だといいます。

管理職は偉い人というイメージを抱きがちですが、その実は常に人のことに心を砕かなければならない母親のような役回りなのです。

人を動かす事の面白さもある

まとめ

今回の調査では、苦労話だけでなく今後の前向きな目標に関するお話が出たことも印象的でした。

「今まで触れることのできなかった会社の部分に触れることができたのは刺激的」「人に指示を出す新しいタイプの職業につけて面白い」と話すのはS・Kさん(25)。また、半年前にベンチャー企業に転職したH・Yさん(34歳)は、自分にはマネジメントは向いていないと述べる一方で、「真剣に向かってくる人には真剣に返したい」と忙しい中丁寧に指導してくださいました。

上記は一企業の例ですが、内容はどの企業にも普遍的に活用できることばかり。部下のマネジメントに悩む方のヒントとなれば幸いです。

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マネたま編集部
「現場視点から考えると、マネジメントがもっとオモシロクなる」をコンセプトに、マネジメントに関する情報を発信していきます。