2015/12/18 公開

20代はどう頑張っても年収300万。「年齢」で「給料」が決まるとかなんなの?

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まだ東京で消耗してるの?」を運営しているイケダハヤトです。第一回の記事は好評で、多くの方に読んでいただき感謝感激です。今日も人事にタックルしていきましょう。

なんでこの人が係長級なの?

いますよね、明らかに無能な上司。

ぼくが所属していた大企業では、古きよき制度が残されており、一定以上の年齢になると、ちゃ〜んと役職が付き、給料もアップする仕組みがありました。当時、2009年ですね。リーマンショックの直後です。

笑い話のような実話で、組織図を見ると「部下がおらず、管理職(部長・係長・主任etc)しかいない部署」がありました。深読みすると、会社がその人のために役職を用意してくれているわけですね。40代になれば、だいたいどんな人にも役職が付いていた記憶があります。

で、これが若手からすると最悪でして。まず、明らかに自分より仕事をしていない人が、なぜか2倍近い給料をもらっていたりするわけですよ…。モチベーション、だだ下がりです。しかも一応「上司」だから、こちらから指摘をするのも億劫ですし。

20代はどう頑張っても年収300万。

んでもって、そういう会社は、一定の年齢を重ねないと昇格もしないんですよね。

ぼくがいた大企業も、20代は基本的に役職はつきません。ゆえに、どれだけ優秀で頑張っていても、20代のうちは年収300万がせいぜい。30代になって主任級になれば、一気に450万円くらいに増えるんですけどね。21歳で入社したぼくにとっては、どう考えても先が長すぎました。

イントラからダウンロードできる「賃金テーブル」を見て「あと10年以上、年収300万!?」と絶望した記憶は新鮮です。見間違いかと思って、印刷して人事部の同期に確認しちゃいましたから。

そりゃ、優秀なら会社辞めますわな。

そんな大企業を去って、もう5年が経ったでしょうか。ぼくはフリーランスとして独立し、2015年は年商2,000万円ほど稼ぐことができました。先月は最高の売り上げで、単月で200万円稼ぎました。

いやー…会社辞めてよかった。あの会社にいたら、未だに年収300万円ですからねぇ…

こういう話はぼくにかぎらず、実際に、優秀な人ほど、さっさと見切りをつけて転職していました。20代はずっと年収300万円ってのは、東京に住んでいるとけっこう残念な感じです。結婚も子育てもためらうレベル。そんな報酬じゃ、優秀な人は雇えませんよ。当たり前です。

人事部は、若者に積極的に活躍の場を与えるべき。

「年功賃金の廃止」は大企業も取り入れつつありますが、現場レベルではまだまだ幅を利かせている制度です。さすがに50代の使えない係長を、いきなり平社員に降格とかは憚られる気もします。

が、それでも、優秀な人を雇い、事業を伸ばしたければ、「年功賃金」はさっさと捨てるべきなんですよ。50代でも、能力が低ければ平社員。それを当たり前にしないと、会社として沈没してしまいます。年功賃金を固持すればするほど、優秀な人は離れ、会社という船も沈んでいきます。

イケハヤ3

何から始めればいいか。ぼくが人事部だったら、20代の優秀な若手を役員に抜擢し、年収1,000万円以上を提示しますね。この程度の話は、無能な年長者の給料をカットすれば、すぐにでもできる施策です。

会社として「うちは年齢や性別、入社年次に関係なく、成果を出す人に活躍の場を与える」と態度で表明するのです

たとえば、ソニーでもパナソニックでもトヨタでもいいですが、日本の大手メーカーに「20代の役員」が誕生したら、社会的な話題になるのはもちろん、社内に対してもポジティブな影響がありますよね。やる気のある社員たちは「うちの会社が変わった!」と目を輝かせるはずです。

優秀な若者を起用するなんて、簡単な話ですよ。合理的な話でもあります。人事部には、沈みゆく会社を再生させるパワーがあるんです。働くメンバーの目がキラキラするような「仕組み」をデザインしましょうよ。

「優秀な人から会社を辞めていくような会社」では、人事部のみなさん自身も、働いていて面白くないでしょうしね。

イケダハヤト
1986年神奈川県生まれ。2009年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、半導体メーカー大手に就職。と思いきや会社の経営が傾き、11ヶ月でベンチャー企業に転職。ソーシャルメディア活用のコンサルタントとして大企業のウェブマーケティングをサポートし、社会人3年目に独立。会社員生活は色々と辛かったので。2011年からはブロガーとして、高知県を中心にうろうろしています。 ブログ:まだ東京で消耗してるの?
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