2016/07/20 公開

試用期間を無断延長。。その場しのぎの雇用は不信感を抱かれるだけ。

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筆者:AMA
そろそろ30代に近づいている20代男性。
大学の半ばまでスポーツ一色の生活を行っていたが途中で何かに目覚め、紆余曲折あって現在WEBメディアの編集者として活動中。

「へぇ、試用期間っていつの間にか延長されるものなんだ。」「いや、ちょっと待って、おかしいでしょ!」

試用期間と言えば3ヶ月。それって常識でもなんでもなくて、意外と簡単に伸びてしまうものみたいですよ。みなさんはお気をつけくださいね。

「試用期間は3ヶ月」……その言葉を信じて働いていた。

試用期間は3ヶ月です。その後、問題がなければ自動で正式に社員として迎えさせていただきます。」

当時はその言葉を信じて、新しい会社で頑張ろうと思っていました。その期待がいとも簡単に破られるとも知らずに……。

私はその会社に取材スタッフとして入社しました。新しい会社は小さい会社ながら、日本全国を飛び回り各地で取材を行い、情報をウェブ上に公開しています。面白そうな会社だと思い、仕事の様子を聞かされた上で納得して入社することに。当時、編集・ライティングの担当者はおらず、営業・取材を兼務する社長が手の空いた時に書いているということでした。

そのような状況でしたので、採用担当者からは「取材・執筆の部分は任せたい。良いコンテンツをたくさん作ってくださいね」と言われ、「よし、自分の能力を発揮して、質のいい記事をたくさん出していこう」。そのように考えていました。

実際に入社してみると、出張で外に出ることが多く、社内のことを覚えるヒマもないほどのペースで日本各地に取材に足を運んでいました。出張中に取材資料やデータをまとめつつ、会社にいるときはほとんどの時間を執筆に費やしていました。

記事が全く公開されない。それでも、正社員になる希望は捨てなかった。

いくら書けども書けども、記事が公開されることはありませんでした。理由は、社長が確認の時間を取れないから。普段出社せず自宅で仕事をしている社長は、多忙だという理由で記事の確認をせず、かといって確認していないものを出すことは許さないと言って、いくら催促をしても見る気はなさそうでした。

社内で相談しても、「社長に確認してもらえないのであれば、こちらも勝手な真似はできない」と言われ、そうした時間が続いた結果、成果物をひとつも公開できることなく3ヶ月が過ぎて行きました。

「この会社はおかしい。」そのように考えてはいましたが、「正式に社員になれば状況が少しは変わるかもしれない。」と考え、まだ希望を捨てずに頑張っていました。そして3ヶ月が過ぎた頃から社内で残業をするなど、遅くまで仕事することも日に日に増えていきました。それはそれで大変だったのですが、心には少しの安心もありました。それまでは定時を過ぎるとすぐ帰るようにと言われていましたが、残っていても何も言われないようになり、そうした対応から「社員になったのかな」と考えていたのです。

おかしいと思ったのは、その後の給与明細を見たときです。それまでと何も変わっていないことがきっかけでした。月の締め日と入社日はズレていたので次月から給与も上がるのかな?と少々不安を抱えながら仕事をしていましたが、そうした思いはそれから間もなく裏切られました。

ようやく社員にはなったものの、会社への不信感が拭えず退社することに

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「えっ、まだ社員じゃなかったの?」

出張中、横にいた社長から飛び出した言葉に思わず耳を疑いました。

「このまま頑張ったら3ヶ月後には社員にしてやるよ」………その時すでに試用期間の3ヶ月は、半月以上も過ぎていました。何も連絡がなかったため、既に社員になったことは決まりだと思っていただけにこの言葉は衝撃でした。こんな状態がまだ続くのか、と。

社に戻って人事担当者に話をしてみても、「あまり社内にいなかったから、こちらとしては判断できない。試用期間延長ということでお願いします」帰ってきた言葉はそれだけ。「あぁ、そうですか」そのときはそれ以外の言葉が出ませんでした。

その後もそれまでと変わらず、多くの出張に行き、社内では執筆と雑用をこなすだけの日々が続きました。入社当初のやる気はすでにほとんどありませんでしたが、とりあえずは同じように働き続けました。その結果、一応約束の3ヶ月が過ぎると給与も変化し、正式に社員になるという話も人事担当者から聞くことができました。

しかし、社員になったからと言って何が変わるということもありません。わずかばかり給料が増え、残業も増えて取材・執筆以外の雑務が増えただけのことでした。そんな状況に満足できるはずもなく、やりがいを感じられないことと、そうした社内体制への不満が溜まった末、その後すぐにその会社は辞めてしまいました。

入社から3ヶ月になる前に延長の旨を伝えられていたら、ここまで続けなかったかもしれません。中途半端に「もう少し頑張れば……」そんな期待を抱かせてしまっても結局、その会社への不信感が拭えるわけもなく、双方にメリットがありませんよね。

AMA
そろそろ30代に近づいている20代男性。 大学の半ばまでスポーツ一色の生活を行っていたが途中で何かに目覚め、紆余曲折あって現在WEBメディアの編集者として活動中。
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