2016/10/21 公開

社長のDJ、接待旅行、盆踊り……社員にうんざりされる社内イベント3選

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社員のモチベーションを高めたい、社内コミュニケーションを活発にしたい、愛社精神を育てたい……最近ではそんな目的に向け、企業は社内イベントを実施する傾向にあるようです。

参労総合研究所が2014年に実施した「社内イベント・社員旅行等に関する調査」によれば、何らかの余暇・レクリエーション行事を実施している企業の割合は82%。一時は厳しい経済状況により社内イベントを実施する企業は減少していたものの、社内コミュニケーション活発化のため、社内イベントの価値を見なおす機運が高まっていることがうかがえます。

企業は社内イベントを通し、「部門を超えた横のコミュニケーション活性化につながっている」、「上下関係におけるコミュニケーション活性化につながっている」と実感しているとのこと。しかし、Twitterに投稿されたツイートからは社員全員が社内イベントに満足しているとは言いにくい事実が見えてきます。

明日休みだから頑張れるヒャッホウなんて事はなくて、
仕事の後の社内行事参加が嫌です…嫌です
恩を売るためだけに参加するようなもんです。
引用:Twitter

(´-`).。oO(今の会社の嫌なとこの一つはとにかく社内行事が強制参加なとこですな
引用:Twitter

もちろん、ここで紹介した意見だけが全てではなく、社内イベントを楽しんでいる社員もいます。2015年に株式会社ジェイティービーモチベーションズ ワーク・モチベーション研究所の「社内イベントに関するモチベーション調査2015」では、社内イベントへの参加経験を持つ社員から「仕事に対するモチベーションが上がった」、「距離感が縮まった」という声もあがっています。社内イベントは企業の狙いを叶えてくれるという結果が出ているのです。

ただ、メリットばかりに思える社内イベントですが、節操なく開催すればいいわけでもありません。企業によっては「上層部の自己満足に過ぎない社内イベントに、社員を強制的に参加させている」ことも事実です。

とあるIT企業の社長がDJをやり、社員が社長のDJプレイに合わせて踊るという地獄の盆踊りみたいなパーティーが今夜、某所で開かれる。そう考えるとキャバクラみたいな店で社長のカラオケに手拍子するくらいの時代はよかった。DJ社長からさっきノリノリのメールが届いた。地獄まであと5時間です
引用:Twitter

こちらのツイートにもあるように、「上層部だけが上機嫌で楽しんでいるイベント」は社内コミュニケーションを活性化させるどころか、社員の不満を増長させることも……社内イベントの実施には費用も時間も必要とする以上、逆効果になってしまっては元も子もありません。

そこで今回は、「こんな社内イベントは嫌だ」と言われかねない社内イベントについて、参加者が投稿したTwitterのツイートや実例を踏まえて見ていきます。

社員の本音にこそ耳を傾けるべき。不評な社内イベント3選。

企業説明会において、「弊社は社内イベントによって、社員同士が良好な関係を築いています」と、福利厚生の一部として社内イベントを紹介する企業があります。社内イベントは就活生が社風を知るきっかけにも、応募する動機の1つにもなるのです。

これから社内イベントが楽しそうっていうどうしようもない理由だけでエントリーした何やってるのかよく分からない企業の説明会にいってきます
引用:Twitter

説明会で社内イベントでスポーツ大会がありますとか言われるとめっちゃ惹かれてしまうんだけどわたし何しに行くつもりなの
引用:Twitter

しかし、実際に不評に思われている社内イベントがあるのも事実です。

1:体力のない社員には、ただただ苦痛の登山・ハイキング。

心身を鍛える、目的地に向かってグループ行動させることで一体感を作り上げる、といった狙いから実施される登山やハイキング。なかには富士登山など、周りについていくことがやっとの社員からすればただただ過酷な思い出にしかなりません。

うちの会社は社長が登山好きという理由で、入社5年目までの社員は強制的にハイキング同好会に入れられる。明日はその活動日。あぁ行きたくない(*ToT)
引用:Twitter

何で少ない休みに、会社のイベントで富士登山しなきゃいけないんだよ??
2月は駅伝とか…
引用:Twitter

インドア派の技術者を引き留めるために、なぜか部署のみんなで休日にハイキングという天下り老害が提唱する「仲間との一体感」を作り上げる施策を実施した結果、めでたく引き留め対象が全員退職したことが
引用:Twitter

チームワークを築き上げる目的のもと、体力を必要とするイベントを行うのは、学生であれば成功したでしょう。しかし、休日はしっかり休みたい社員が自ら進んで過酷な行事に参加するとはあまり考えられません。

2:接待旅行に発展しかねない社員旅行。

冒頭で紹介した「社内イベント・社員旅行等に関する調査」によれば、余暇・レクリエーション行事を行っている企業における社員旅行実施率は46%にもなります。およそ半数ほどの企業が宿泊を伴う社員旅行を実施、さらに旅先を海外にしている企業もあるようです。

「非日常な旅行の場であまり関わりのなかった社員と仲良くなった」、「仲が良い同期と思い出を作ることができた」という参加者の声もありますが、目上の社員に対し気を遣わなければいけない状況を長時間強いられるとマイナスイメージを持つことから不参加を選ぶ社員もいます。

役員の接待でしかない社員旅行に対して親睦を深めるとかいう謎ワード使わんで
引用:Twitter

社員旅行とか接待旅行だよな
引用:Twitter

社員旅行を実施する企業こそ増えていますが、まずは社員旅行を「長時間の接待」ではなく、行きたいと思わせることが求められています。

3:「早く会社に慣れるように」押し付けがましい季節行事。

花見や忘年会など、季節行事も社内イベントとして広く行われています。しかし早朝から花見の場所取りを命じられる、夏祭りで踊りを練習させられるといった負担が新入社員ほど大きいといえます。

花見と盆踊りは全員参加って…何それ?
明日、盆踊りがあるからその話は時々聞いてたけど、全員参加とまでは聞いてないぞ?
引用:Twitter

ああああああ、8月の会社の夏祭りに「新卒たちでソーラン節踊って貰うから」ってDVD押し付けられてソーラン節眺めてたけど嫌だ踊りたくない、明日練習だから仕事終わり1時間残ってとかいやだ帰りたい()
引用:Twitter

新入社員に対し、会社に早く馴染んでもらおうと社内イベントに参加させる上層部。しかし、新入社員からしてみれば「なんでこんなことしなければいけないんだろう」という逆効果を生み出してしまっています。

社内イベントが会社を良くするのは確か。しかし、一部だけが楽しい社内イベントは全く意味がない。

company-event2

上層部の人間が、好きなように社内イベントを計画し、実施するのは楽しいでしょう。ただ、冷静に考えてみてください。表面上は楽しそうにしていても、内心では「まだ終わらないのかな……早く帰りたい……」と思う社員はきっといたはずです。端的に言えば、参加したくない社内イベントに、仕方なく参加させていた、付き合ってもらっていたのです。

こういった場合、「モチベーションを上げるための施策」として実施する社内イベントの意味が失われてしまっています。しかもそれが休日の「強制参加」であればなおのこと。2012年に行われた従業員満足度調査によれば、休日が多いほど社員の満足度は高いという結果も出ていますが、その休日を台無しにしてしまえば、社員の満足度は下がるばかりです。

「社員旅行は休日なのに、強制参加でいやだなー」と思う人は、感覚的には若手中心に3割くらいはいる。それは、休日なのにいやなことをさせるからいけないのであって、温泉とかにして、自由時間を増やして、宴会するにしても美味しいご飯にして、行きたい行きたい!ってなるようにしたらいいと思う。
引用:Twitter

そこで重要になってくるのは、スケジュールの都合上休日の開催になったとしても、社員が自ら参加しようとするイベントなのかどうか。企業は業務時間とは違い、「社員の権利=休日」を提供してもらっていることを改めて知るべきなのです。

また、社員を参加させるためには、創意工夫も必要です。社員に対し、「絶対に来るように」ときつく言い、参加させることは簡単です。しかし、「無理やり参加させられた」と不満を持たせてしまえば社員の心は離れてしまうばかり。

そこで例えば「代休を与える」、「参加したらインセンティブとして賃金を支払う」といった方法を取れば、社員の心は多少動くかもしれません。まずはきっかけを作り、「意外と面白かったな」と思わせれば、次回からは自然と参加率も上がるでしょう。

企業は社員を参加させるための工夫、イベント内容について「社員の意見を聞く」ことを重要視し、今一度社内イベントを行う意味を見直すべきなのではないでしょうか。

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