SWOT分析の応用編!?クロス分析で事業戦略を見出そう!

マネジメントシーンで役立つビジネスフレームワーク術

2016/12/14
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事業の命運を握るSWOT分析のクロス分析

SWOT分析は事業や経営において、進むべき道を判断するための分析手法です。より具体的なアクションに移行するためにも戦略を導き出す必要があります。SWOT分析において、戦略を練り出す際の最適な手段がクロス分析です。

このクロス分析はチームメンバーから収集した4つの要素をそれぞれ掛け合わせ、戦略を練ることができます。このクロス分析の進行役はマネジメント職の方がよく担当します。また、マネジメント職候補である部下の育成の一環として、クロス分析の進行役を任し、適切なアドバイスを行なうことで部下の成長にもつなげることができます。

SWOT分析のクロス分析とは?

クロス分析とはSWOT分析で導き出した各要素、「強み」、「弱み」、「機会」、「脅威」を掛け合わします。

具体的な掛け合わせ方とその意味は以下です。

強み×機会…強みを活かして、機会を最大限に活用するための方法
強み×脅威…強みを活かして、脅威による悪影響を回避するための方法
弱み×機会…弱みによって、機会損失を防ぐ方法
弱み×脅威…弱みによって、脅威による最悪の結果を防ぐ方法

これらの答えを導き出していきます。

例えば、カメラレンズの製造会社の場合を想定してみましょう。

・自社の強み×脅威
ほとんどのカメラメーカーに卸せるほどのレンズ制作技術を持っている
カメラのデジタル化、スマートフォンの台頭によりカメラ市場が大幅に縮小

・自社の強み×機会
少子高齢化社会に突入し、高齢者が増加している
医療用カメラのレンズを生産し、新たな市場を開拓できる

SWOT分析のクロス分析は大画用紙とポストイットが最適!?

次に既に洗い出した強み、弱み、機会、脅威の項目を書き出していきます。

それぞれが交わるマスの中に上述した掛け合わせの答えを記入していきます。

ここで注意したいのが戦略の規模です。
先に戦略の規模を決めてから、議論に入りましょう。

例えば、年次計画向けの事業戦略であれば、結果が1年以内で得られる短期的な案を出すようにしましょう。

中期経営計画のような戦略の解を議論する場合は、結果を得られるのに1年以上かかる中長期的な案を議論すると良いでしょう。

クロス分析を行なう際は一人で作業を行なわず、チームメンバー全員で行なうと良いでしょう。

その際、マネジメント候補の部下を育成したい場合は、進行役を任せてみましょう。
事業戦略を導き出すという結果はもちろん、議論の進め方やさまざまな意見を聞ける気配りや進行力を経験させることができます。

このクロス分析の議論を行なう場合は小さな紙ではなく、大きな画用紙にクロス分析の表を記載し、メンバーが導き出した具体的なアクションをポストイットに記載してもらいましょう。

そして、掛けあわせのマスにどんどん張っていきます。
議論をしていく内に、強み×機会に張ったものが、実は強み×脅威に有効な手段であることに気付く場合もあるので、書き込むのではなく、案をすぐに移動させられるようにしましょう。

次にチームで出し合った戦略案を内部環境分析で使用した各項目(製品・サービス、販売・マーケティングなど)に落とし込んでいきます。

これにより、各項目に対する具体的な戦略を導き出すことができます。

SWOT_ceoss

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