2015/08/27 公開

20代社員たちが語る、ダメ人事が作るつまらない現場研修10選!

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人事部が企画し、運営している人事研修。企業の理想とする人材を育てるための重要な工程とされています。

表向きは「役に立った」「面白かった」と言われることの多い研修ですが、実際には「時間の無駄だと思う」「これって意味あるの」という声もあがっているよう。今回は、20代社員たちが実際に「ありえない!」と感じた人事研修をピックアップしました。

この人事研修って意味あるの?現場の本音をピックアップ

その1、メンタルを鍛える?「ひたすら怒られる研修」

ただひたすらに怒られるという研修を経験したのは、大手サービス会社に勤めるI・Aさん(24)

数人のチームで一つの会社をつくり、顧客に商談に行くという想定の研修だったそう。チームで作り上げた企画を持って得意先に出向くという設定の中、アウトプットの良しあしでは無く、謝罪をして食い下がったチームが評価されたといいます。

「メンタルを鍛えるためと解釈すれば納得もできるが、会社側には「そういう目的では無い」と言われました。これが実地で役に立っているとは思えない。意図も分からない研修でした」と話します。

その2、多すぎるディスカッション

ディスカッション

研修ではディスカッションの機会が多く設けられています。

しかしながら、一つの研修が終わる度に「何を感じたか」「何を学んだか」というトピックについて議論するような研修は意味がないという声も。

型にはまっただけの無意味な研修に、新入社員は敏感です。

その3、あまりに大人数での研修

前述したI・Aさんは、80人近くの人間が一斉に受ける研修に疑問を感じたとのこと。

「全員で、ディスカッションして研修期間の抱負を決めるという内容でした。ところが、大人数でやる重要性が希薄だった上に、研修期間終了後にその抱負を振り返る機会も無かった。とても残念です。」と話しています。

とりわけ採用人数が前年度よりも大幅に増えた場合などは、柔軟に研修内容を変えていく必要がありそうです。

その4、フィードバックの無い振り返りシート

振り返りシート

研修期間は、その日に学んだこと・反省を書き込むシートの提出を義務付ける企業もあるようです。サービス系企業に勤務するK・Aさん(24)は、提出したシートにコメントもせず、ハンコを押すだけの制度に憤りを感じました。

丁寧に記入したとしても、フィードバックが無ければ、やる気も失せます。いかにも形式だけという感じがした」と述べます。

その5、ビジネスフレームワークや数的思考

月に数回実施されるような、座学の内容に対する不満も見受けられました。例えば、ビジネスフレームワークや数的思考と呼ばれるもの。

「この図の中から、説明に合うものを選べ」といった算数のような問題です。

「中学生レベルのものが多く、研修期間の外でやる必要があるのか分からない。時間の無駄な気がする」という意見もありました。

その6、総合職と一般職が一緒に行う研修

仲たがい

総合職と一般職が共に行う研修に対しては、無意味どころか嫌悪を表す人もいます。前述したサービス業のI・Aさんは、総合職と一般職が共に研修することによってあらぬ垣根が生まれると語りました。

グループディスカッションの時、総合職の人が、あからさまに一般職の人の意見を無視して内輪で話を進めていたのが信じられない。初日だけにショックでした。一般職の社員も、総合職の人々もペースについていけず、結果的に距離があきましたね。」とは彼女の言葉。

こうした格差は、その後のチームワークに大きな打撃を与えます。

その7、業務とかけはなれた座学

金融会社に勤めるK・Rさん(23)は、新人研修の際に行われる座学に疑問を感じたそう。

「どれも抽象的で、分かりやすく説明してくれるわけでもなかった。聞いているだけで眠くなる上に、はっきり言って今の業務に役立っているから分からないですね。」と述べます。

実際の業務と切り話されたような講義は評判が悪いようです。

その8、常識すぎるマナー講座

マナー講座

多くの企業は、新人研修の中でマナー講座を設けています。内容は言葉遣いや、身だしなみなどの常識的なこと。

IT企業に勤めるS・Aさん(25)は、「お辞儀の角度を教えられた時はあせりましたね(笑)時間とお金をかけてわざわざやる必要があるのか疑問です。」と話します。

こうしたマナー講座やスキルアップ講座は委託のコンサル会社が行うことが多いよう。製薬会社のK・Sさん(67)曰く、コンサルの請け負う研修には会社の方針やビジョンが反映されにくいといいます。経費との兼ね合いは難しいですが、「こういう教育をしたい」という方針を固めてから外部に委託することが大切です。

その9、ただ読めば良いだけ!新聞の読み方講座

新聞の読み方講座というのはご存知でしょうか。某新聞会社の人がやってきて、どこに何が書いているか説明するという研修です。

しかし新聞はただ読めばよいだけ。「読めば分かるじゃん、まったく面白くなかった」とIT系会社に勤めるS・K(25)さんは話してくれました。

その10、レベルの低すぎる内定者研修

内定者を入社の半年前に募って実施する内定者研修というものがあります。IT系企業に勤めるS・Aさん(25)は、5人でチームをつくり、半年間で一つのプロジェクトを達成するというタスクをもらったそう。

真面目な目標を掲げた彼女のチームを横目に、他のチームは「5人のチームで大阪旅行に行く」「5人で月に一回スカイプする」という低レベルの目標をたて、あろうことか誉められまでしたそう。

「こんなで良いの?と思いました。レベルが低すぎる。本当に、ひどい研修だったと思います。」とのことです。

「無意味」な研修は会社のリスク!

研修

人事研修に対する不評は今に始まったことではありません。世の中ではもはや「研修」という言葉にマイナスのステレオタイプが付加されている気配さえ漂っています。

無意味な研修は会社への不満の元凶。しかし裏を返せば満足度の高い研修によって社員の満足度やパフォーマンス性を飛躍的にあげることも可能です。

現場の声を参考に、根本から研修を見直すのも良いかもしれません。

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