2016/01/15 公開

お好み焼きの普及啓蒙、東大出身の超変態、リスカ自慢!?採用担当が出会った謎な応募者たち

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「人事」というだけあって、人に接する機会の多いHRの仕事。とりわけ新卒採用の時期などは、短期間で数百人の見知らぬ人間と会う採用担当者もいるのではないでしょうか。

それだけ多くの人間と会いまみえれば、結構な確率で常識を逸脱したような変人、奇人に遭遇することにもなります。採用という仕事を担う人事の人間ならば、やって来た応募者について面白いエピソードを、一つや二つは持っていることでしょう。

そこで今回は、実際に企業の新卒・中途採用を担当している社員に、今まで経験した信じられない面接とその時の対応についてヒアリングしました。共感、驚嘆などして頂ければ幸いです。

志望動機に思わずのけ反る!?情報商材を売りたいと話した元自衛隊員

ベンチャー企業で採用を担当しているAさんが出会ったのは、悲壮感ただよう男性。元自衛隊員という経歴からガッツがありそうだと思って面接に呼んではみたものの、あまりに「ヤバいやつ」で驚愕したといいます。

「うちは広告系の会社じゃないですか。でも、志望動機を聞いたら、『情報商材の売買をしたいから』と言ってきたので耳を疑いました。9割が詐欺まがいだと言われるあの情報商材ですよ」

他にも人生の底辺を歩んでいるようなコメントを残し、たった一時間の面接でAさんのメンタルをつぶしたという謎の元自衛隊員。彼にはもちろん、お祈りメールが送られたとのことでした。

3回の面接のうち、2回遅刻したアイアンガール

遅刻
面接に遅刻してくる応募者というのは珍しくも無いでしょう。しかし、与えられた3回のチャンスの内、2回の面接に遅刻して来るような強者は、めったにいないはず。半年前、Gさんは新卒ながら鋼のハートを持ったその強者に遭遇したといいます。

「1回目は卒業制作の展示会があるからと言って断られました。まずそこで、『前々から分かるだろ』と思いましたね。」

「2回目の面接で初めて会った時は、『すごく良い子だな』と思ったのですが、上司にも会わせようとセッティングした3回目の面接に、10分も遅刻してきたんですよ。『雨だから』とか言って。もう、本当にびっくりでしたね」

普通であれば、2回も遅刻を重ねた人に内定を出すことはまれ。しかしGさんは、その子に対して「何か持っている」と感じ、内定を出したといいます。問題の彼女ですが、入社後も遅刻を繰り返しつつ、やはり光るものを感じさせる仕事ぶりだとのことでした。

履歴書は突っ込みどころの宝庫。お好み焼き検定を書いた意味は?

応募者のことを知る上で、最初のとっかかりとなる履歴書。書く側としては、何とか他との差別化を図ろうと創意工夫するのでしょうが、そうした努力があらぬ方向に向かうということもあります。S株式会社のIさんは、今までに見た、履歴書上の変な資格ベスト3を教えて下さいました。

「採用をしているとたまにあるんですよね。それ書く?みたいな資格が。3位は、歴史能力検定です。いわゆる日本史とか世界史とかの知識を問う検定みたいなんですけど、うちの業務には直接関係しないかなと内心思いました。」

「2位は、お好み焼き検定です。何でも、お好み焼きの普及啓蒙を目指すために発足したみたいですよ。」

「そして、何といっても1位は象使い検定ですね。まずそんな検定があることに驚きましたし、『それ書く?』みたいなね。その応募者は、ラオスで取得したと言っていましたが、一回りして僕も欲しいですよね」

あまりにも突拍子が無い資格というのは、話のネタには良い一方で、どう対処すれば良いのか戸惑うこともあるというお話です。

「え、君生きてるよね・・・?」負のオーラで面接官を闇に引きずり込んだ女

顔 覆う
ネガティブな思考の持ち主と長期間を共にすれば、自分にも負のオーラが移るというのはなんとなくイメージできるでしょう。しかし、面接という一瞬の時間で、闇に引きずり込まれるような体験は、中々あることではありません。体験したのは上記したIさん

「その人は見た目からも、負のオーラを放っていたのですが、何より話すことが本当に暗い。自分がリストカットをした時の話や、前の会社の上司の鬼畜エピソードなど、とにかくマイナスな話題を並べ立てるんですよ」

結果はもちろん不採用。ネガティブかどうかはともかく、Iさんは前職の批判をする人間は採用しないという方針であったために、「なるはや」で面接を切り上げたそうです。

東大出身の超変態!?変態枠で採用し大活躍中

面接も、人と人との出会いの場。どの企業であっても、「この人、変だけど何かやってくれそう」というフィーリングから採用を決定することはあるはずです。ベンチャー企業で、マネージャーと採用を同時に担当するGさんは、東京大学博士課程出身の変人を採用した経験を思い出して以下のように語っています。

「その人は、面接でいきなり『僕、変態なんです』と言ってきたんですよ。言われてみれば、見るからに変人のオーラを放っていましたし、実際に入社した後も喫煙所で口にできないようなことを叫んでる。(笑)」

「もちろん、優秀だからという理由もあって採用しましたが、『何か持っているな』という変態採用で成功した良い例ですね」

現在、東大出身でベンチャー企業で働く彼は、響きわたる美声のムードメーカーであり、仕事でも大活躍中とのことでした。

フィリピン番外編!面接じゃなくて三者面談!?親兄弟が何食わぬ顔で隣にシットダウン。

保護者
最後は海外で人事担当された経験のある、Aさんの実体験。企業が海外に進出した際、文化や言語、常識の違いから苦労するシーンはいくらでもあります。採用面接もその一つ。何と、フィリピンでは面接に親や兄弟、彼氏・彼女が普通に同席しようとするそうです。

「応募者の横に知らない人が座ってるんですよ。当然『誰?』と思って軽くパニックです。話を聞けば、応募者の彼氏だという話でした。」

「そうしたことが余りに頻発するので、人事のメンバーの中で、付き添いの人は外のベンチで待ってもらうというルールができたくらいです。だから入り口に知らないおじさん、おばさんが座っているというのは、ざらにある光景ですね」

Aさん曰く、現地の人は行動範囲の狭さから、自分の住んでいるエリア以外は詳しくない場合が多いといいます。そのため、オフィスまで家族や恋人に着いてきてもらうという現象が起こるのです。日本では信じがたいですが、海を渡ればこれが常識というから驚きです。

変人は時に、会社のリーサル・ウェポン

人事をしていれば結構な確率で出会う変人。他にも、証明写真がプリクラ、面接の内容が人生相談など、常識では考えられない、おかしな応募者はいくらでもいます。

基本的には、採用をせずにお祈りメールをおくるというのが無難ですが、人と違う発想が必要な、クリエイティブな職種の場合には、変人が企業に上手くマッチする場合もあるようです。あながち、送り返すものでもないかもしれません。

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